f60_steering

コーナリングにおける左右の手(腕)の役割について考えてみましょう。

自身の重力をステアリングで支える場面があります。
というよりステアリングに無用な力を加えてしまうことがあります。
減速、加速時に限らず、振動や、スライド、衝突などの加速度が
車両と自身の間で生じたときに発生します。

このときの左右の手(腕)の役割です。
ストレートはともかくコーナリング中はどちらかの片側の腕を軸にして操作するようにしましょう。
より体重・慣性を支えやすい腕の反対側の腕を軸にします。
たとえば、重力・慣性を支えやすいのが右腕だったら左腕で支えます。
四輪では左コーナー、二輪では右コーナーになるでしょうか。
いままで特に気にしていなかったと思いますが、これからは意識してください。

なぜかそうすべきか。

支えやすい腕を軸にしてしまうと役割の交代がしにくくなります。
役割の交代をするときには、いきなり交代できる場合と、
一時的な体制を作りそのうえで新たに交代する場合とがあります。

支えやすい腕を軸にした場合、いきなり交代することはまずできないでしょう。
一時的な体制を作るにしろ、重力・慣性に逆らう力が必要になり、力はともかく、加重、抜重の手順を踏むため、時間を要し遅れが生じます。
対して逆の場合は単に抜重するだけで入れ替えることができます。
要する時間は大変短いと思います。

また、支えやすい腕で支えてしまっていると腕が硬直気味な傾向になるので、
外乱がリアルにステアリングに伝わってしまいます。
四輪はステアリングを持つ位置により結果が変わってきますが、
二輪は外乱の通りにハンドリングしてしまいます。
この現象は抑えにくく、抑える場合には現象が起きた後に対応することになります。

実際にやってみるとわかりますがこれで本来のステアリング操作がやりやすくなります。
邪魔もされにくくなります。

さあ試してみましょう。

ほとんどの方は、体重・慣性を支えやすい腕を軸にします。
楽だからです。
逆にした場合は、その差分を、腹筋、足腰、反対側の腕等で補足することになります。
より体力を使うことになりますが、工夫するなり、鍛えるなりしてください。

より「理想のステアリング」に近づくことでしょう。

二輪の方も先に四輪で感じをつかんでください。
これは二輪では重要なことです。

そのうえで、ノリック、ドゥーハン、シュワンツのイン側の腕を見てください。
オフロードのイン側の腕と共通しています。

スペンサー、ロッシ、その他一流選手のイン側の肩を見てください。
たぶんコーナリング中でも肩をぐるぐる回すことができるでしょう。

特に前乗りの方は強力に意識しましょう。

では

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