選択肢がある場合、「安定した勝利」に近いほうを選びましょう。

皆が「集中」というのだから勝利には「集中」が必要なのでしょう。
ただし集中を邪魔するものを「雑念」と呼んだ場合、「いわゆる集中」は雑念に属すと思ってください。

集中中に「集中」なんて言葉は出てきません。
満足のいく結果のためには、「いわゆる集中」が思い浮かばないくらい集中することが必要となります。
ようするに、やることがわかっており、いちいち言われなくてもそれを効率よくやればよいのです。

ということで今回は
「やることを効率よくやる」と「コンディション」についてです。

やることを効率よくやる

まず、
やらなければならないことと、
やりたいことと、
やりたくないことと、
気になること、
などを書き出します。

その中から今回のテーマを選びます。
選ぶにあたっては次のことを重視します。
楽しいこと
必要なこと
結果に結びつきやすいこと
つらくないこと
出来ること
望みすぎないこと

目指すのは「楽しくてあっという間に終わる」状態になれることです。
選んだものが「楽しくてあっという間に終わる」ものでなかったら、
そうなるように目的か自分を全力で作り替えます。

そうすることにより、避けることのできない重圧や雑念からの負担が減ります。
レース前の緊張や、トップにいることの重圧を感じないか、
感じても軽減しているか、短時間で済むようになります。

ヒントとしては、映画や、音楽や、趣味に高じているときとかの具体例を見つけ、
その状態に近づくように調整していきます。
「何か」を見つけのめりこみます。
競技時間と同じくらいのものが望ましいです。
そして、競技中にそれと同等の状態になれるようにします。
いわいるイメージトレーニングみたいなのでしょうか?
リズムは重要なので「ももクロ」とか「ゴールデンボンバー」とかを聴く・口ずさむのもありです。

試合中をこのような状態に置くことができれば、それはとても効率がよいことでしょう。
「やることを効率よくやる」ことの効率だけではなく、場合によっては無心になれることに加え、
「無駄なストレス」や、「雑念」や、「余計なことへの集中」などから解放された相乗効果が発揮できます。

「競技を楽しむこと」を、重圧の少ない若者や新人だけの特権ではなく、
しがらみを背負ったベテランでも可能にしておくことが、
勝率だけではなく、競技人口の増加や、競技人生を長くするためにも重要です。
立場上、もっともらしい発言が必要な時は、「発言」と「頭の中」をはっきり区別するようにしましょう。

コンディション

コンディションについて一般によく聞くのが、
「試合時にピークを合わせる」というのがあります。

しかし、この言葉は、試合前と、試合後によく聞かれます
—— 試合前の意気込みとして、試合後の敗因として。
特に普段の練習時より状態が思わしくない時に口にされています。
つまり、調整は難しいということです。
つまり、そのことがそもそもの敗因です。

自爆の原因は「ピーク」だと外れてしまう確率が増えるということもあります。

それよりは「いつもと同じコンディションでいる」ことです。
練習時などに作り上げた実績のある配分通りに整えることです。
少なくても最悪ではなく、言い訳にしなくて済みます。

それよりは「コンディションを気にしない」ことです。
日ごろの行いをよくすることで可能です。
少なくても最悪ではなく、労力が不要な分を他に注力できます。

それよりは「想定よりも良いであろう状態にする」ことです。
練習時にはあり得ない幸せな状態においてあげることです。
良し悪しですが実績を積めば武器になります。
ピークじゃありません、ピークに比べ、長期間だったり、やろうと思えばいつでも再現可能な方法で実践します。

まず考え方から変えます。

以下の発言は、競技人生においても、競技自体の注目度においてもあまりよくありません。
「敗因はコンディションをピークに持ってこられなかったからです」
「勝因はコンディションをうまくピークに持ってこられたからです」

それよりはこちらのほうがましです。
「敗因はライバルが一枚上手でとても巧みだったからです」
「勝因は私の実力と周囲のサポートによるものです」

コンディションは整えて当たり前です。
整えられなかったら次のどれかと思われても仕方がありません。
やる気がない
どうでもいい
運の悪い奴
向いてない
自己管理ができない
スポンサーへの感謝が足りない
周囲への感謝が足りない

さて、コンディションの整え方です。
体調を考える
時間を考える
準備する
の三つです。

体調を考える
普通に食事と睡眠と生活リズムとかを整えます。
急激な変化が問題ない人と、そうではない人とかの個人差も考慮します。

時間を考える
いわゆる体調の波を合わせます。
体力的なピークはトレーニングと休息で整えておきましょう。
重要なのは、最優先事項を脳に合わせるということです。
たとえば脳は1日の終わり頃には疲れ果てている場合があるということです。
戦略を練りすぎたり、ストレスを与えると疲労するということです。
また回復には時間が必要ということです。

たとえば「高速走行時のステアリング修正の芸術性」は朝と夜での違いは顕著です。
ステアリング修正に対しての、視界情報の重要性が垣間見えます。

この違いを「集中力」に頼るのが諸悪の根源です。
「ここで集中力を使う」ことは負け戦というか、敗戦処理のようなものです。
たとえ勝利したとしても再現性はもとめられません。

眼の処理能力も脳力でしょう。
栄養だけではなく時間やタイミングを含めて、
全てのことが明晰に、迅速に行われるような最高の状態に調整してあげます。

準備する
ウォームアップなど必要なことを行います。
試合前の儀式もそうです。
試合前にしてはいけないこともそうです。
何時に寝て何時に起きていつ休憩するかもそうです。
スケジュールを管理することや戦略や問題点をクリアにし、ストレスを軽減することもそうです。
そして不要なことを選び、切り捨てることもそうです。
必要な栄養や薬を与えることもそうです。

いわゆる今までの当たり前のことに加えて、トレーナーがより積極的に以下のことを行います。
・選手に任せないでトレーナーがコンディションと思考を把握・コントロールする
・「集中」と「コンディション」は選手に意識させないようにする
・脳への栄養は与える
・コンディショニングは体力、体調、精神面、に加え脳の状態を考慮する
直前ではなく長期にわたりそれとなくトレーナーが選手に準備してあげます。

勝利するための勝因は準備にあります。
競技中に新たな勝因は生まれないと思っておいたほうがよいです。

まとめです。
勝つための走り方としては
練習は練習中に行い、予選はその成果を出し、
決勝は「レースを楽しみ、ワクワクして走る」。
その上に 本人の幸せなコンディションを振り掛けると
「神」
になります。

練習の時以上にハイレベルに物事をこなせ、本人の想定以上に軽やかに、手に取るように状況が見渡せ、本人の指示なしに体が動き、物事が自分の思うままに、物事が自分のためにあるように、思えてきます。
神になれました

ということで
言いたかったことを1年かけて書いたのでいったん終了です。

眼と脳を鍛えたら、目と脳に働いてもらいましょう。

 

 

テクニック編はもともと予定はありません。
もしもリクエストとかがあれば
「調子の良い時の原田哲也のなり方」
みたいに希望を添えて連絡ください。

ではでは。

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