「スタートの1コーナーで頑張ります」はNGワードになってほしいものです。

1周目の1コーナーは先頭車両以外はお望みのペースで走れないことがあります。
これが意味するのは、「このことを想定して走らなければいけない」ということです。

それは、「前走者との車間をいつもより広げなければならない時もある」ということです。

ということは、「割り込む間があっても、割り込んではいけない」ということです。
割り込むことは安全性を奪うことになるからです。
特にアウト側から入り込むというアクションは、想定されるアクシデントの規模が大きくなるので、人格問題となります。

この問題の根本は、チャンピオンシップを想定している人と、一発狙いの人が混走しなければいけないことにあります。
いっそのこと、予選は予選でポイントを与え、決勝のグリッドはチーム監督があみだくじで決める。
そして1コーナーは安全にクリアーすることを義務付ける。
というのはどうでしょうか?

1周目の1コーナーでのアクシデントの要因は、クリッピング付近での車間距離を保つために、その直前ではさらに車間を開けないといけないことによります。
これにより割り込む誘惑が生じます。

そもそもストレートや進入直後で、前走車との車間が必要な車間より狭い場合、自身より予選順位が上の前走車よりハードな減速が必要なことになります。
その前走車にしても前走車が置かれたポジションや状態により、通常よりさらにハードな減速を求められているかもしれません。
スタートポジションが下位の場合、結果的に通常想定されるクリッピングポイント付近の渋滞状況に合わせて、その箇所までゆっくり行かなければいけないことになります。
これは、ポジションが下位の場合、急いでも仕方がないことになります。
これが実情です。
そこに「スタートで順位を上げる」という実現可能な選択肢が出てきます。
スタートで順位を上げるということが、チャンピオンシップを考慮していないチームには許される選択肢となります。

これを選択するのは自由ですが、巻き込まれないためにはやはり予選で頑張るしかないですね。

で、チャンピオンシップを想定したクリーンなレースでは、
2コーナー(2つ目のコーナー)で抜くための設計を行いましょう。
1コーナーは通常よりスローペースなことを想定して計画します。
どこを減速のクリップにするかです。
通常のラップとは異なります。
しかし割り込まれるほどの車間や位置取りはアクシデントに巻き込まれてしまいます。
これらを含めてテクニックですね。

※本記事は可夢偉のことはまるでせめていません。むしろほめてます。
しかし、マシントラブル自体は、チームにペナルティものな気がしますが…

※今後も不定期にコラム的に投稿します。

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