シュワンツ乗り【しゅわんつのり】

ご存知ケビン・シュワンツの走法。
手足が長いことにより見た目のライディングフォームに特徴があるため、
走法ではなくその見た目だけを指すことが多い。

同じ乗り方のスパーライダーが登場していないので彼の功績はライディングフォームには起因せず、彼本来の才能によるものと判断すべきであろう。
※ノリック乗りは見た目はともかく走法は540度違います(後述)。

転じていくら有名なフォームでも、うわべだけ真似しても本人に近づけるとは限らないという教訓。

上達のためにライディングフォームを真似をするなら、
ワタクシ筆者は、特徴を説明しにくい、すなわち完成された次のライダー、
原田哲也、加藤大二郎、コシンスキー、ストーナー、そしてマルケスをお勧めします。
ただしカピは嫌いなので除外します。

往年ではなく現役ライダーとしても素晴らしい、
ケビン・シュワンツのライディング乗りについて、
ぐぐっても出てこないのでこのように覚えてください

フォームを真似することの無駄さを彼自身が語ってたりします。

いえいえ、勝つために、「シュワンツ乗り」を真似してみましょう。

彼のフォームの特徴は誰もがご存知「長い手足を利用した・・・」ですね。
実は胴だって長いのですが…

ここで凡人の悲しいサガが垣間見えてしまいます。

・短足胴長な日本人は一瞬たりとも真似をしてはいけない…
・長い足(脚)には憧れ、羨望の目を向けるが長い手(腕)はどうでもいい、というよりネタにならない…

彼が、安定して未だ高次元で現役でいれる理由を、その長い「手」と決めつけてみましょう。
全てが明白になります。

手が長いので上半身を起こすと重心を、バイクの中央に集中させることができます。
ステップと腰と頭を誰よりも一線上にしやすいのです

そう、彼のコーナリングフォームの特徴は、誰よりも「真ん中乗り」なんです。
そう、その真ん中に誰よりも腰が近いんです。
そして、もちろん背筋は伸ばしません。

以上、日本人こそ「シュワンツ乗り」でした。

改めて前回のパッシングを例に使ってみましょう。

パッシングされる側の致命的な敗因に、「びっくりすること」があげられます。
びっくりしたときに行ってしまう悲しいサガは、
・背筋が伸びる(前回のアイキャッチ画像のケニー・ロバーツ参照)
・視線を高くしたくなる
・体が身構えて硬くなる

この結果、ボロボロです。

これを最初から「シュワンツ乗り」をしていることで防ぐことができます。
余計なアクションをすることもないし、もともと重心が中心近くの一線なので外乱にも強いでしょう。

対してパッシングする側ですが、もちろんシュワンツ乗りでもよいでしょう。
さらに、一見似たような「ノリック乗り」も使用できます。
特にフロントから接触してしまいそうなときには、「100%フロント乗り」の効果は絶大です。

ノリック乗りの場合は気を付けなければいけないことがあります。
「ノリック乗り」はパッシングされる場合には適していないということです。
フロントに荷重するために伸ばした背筋がアダとなり外乱に弱くなります。
リジット系なので狙われるシーンによっては不利になる場合があるということです。
パッシングされる側はシーンを自分で作れないので偏った走法は
「隙を見せる」ことになりかねません。

ノリック乗りが不得意な方は、フロントの外乱を吸収しやすい後ろ乗りにしましょう。
中途半端な前乗りは得策ではありません。
キーワードはリジットしない、振り落とされない、気にしない、です。

一方のパッシングする側は、頭を下げるほうが安全感が漂います。
低重心のほうが、より戦闘的、より安定的なので、
上にあげたフォームに限らず目的に合わせたポジション、
または自身が一番ニュートラルになれるポジションが一番かもしれません。

ということで前回の「日本人は肘擦るな」の理由を別の方向から進めてみました。
胴が長いと重心が分散する傾向が顕著になります。
それではイザというとき、瞬時に対応できません。
さらに重心が分散しているので外乱の収束が難しくなります。
結果パッシングされたときに、いとも簡単に敗れ去りそうです。
これでは「日本人ライダーには簡単に競り勝てる」図式が出来上がってしまいます。

気持ち的に「恰好重視」も「空気抵抗が…」も「ネタ」も分かりますが、
基本「ノリック乗り」と「シュワンツ乗り」の組み合わせのほうが、
シーズンを通しての戦績が上がるのではないでしょうか。

しばらく対マルケス策になりそうです。

では


ソースネクスト eSHOP

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