スイミングフォームを極める


転倒による打撲やねん挫はライダーにとっては日常茶飯事。

集中すれば痛みは吹っ飛んでしまいます。

しかし、

いかにタフなライダーでも、眠って、覚醒した時には、普通の人です。

体は脳にこう伝えます。

「とっても痛いです」

かくして身動きできないマグロの一丁上がりです。

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ライダーにとって痛覚は無用の長物。
そんなライダーのわがままな自己申告にしたがっていたら、周囲のスタッフはもちろん本人や医者にも見落とされがちです。
実際のダメージよりも希望的な所見をしてしまいます。

すべて自己責任なので放置しておいてもよいのですが……

悲劇は、床について目が覚めた時におこります。

痛くて身動きできないのです。
このことを、睡眠前から予測できていたらまだ準備ができたのですが、
たかを括っていると、いきなり緊急事態に直面することになります。

それが病院ならまだしも、一人暮らしだと、さあ大変!

ライダーは自らのわがままに対峙するために、
ライディングフォームに加えスイミングフォームも極める必要があります。

ここでの明暗はマグロの状態によります。

痛いので寝返りを打ちたいとか、トイレに行きたいとかが行えるかどうかは、体が負ったダメージはもちろんのことですが、その時のフォームとポジションでも明暗が分かれてきます。

ということで睡眠のセッティングとフォームです。
※打撲時の処置とか、打撲と睡眠とかの医学的なことはここでは触れません。
お医者さんの指示に従いましょう。

「打撲時の睡眠前におけるセッティングとスイミングフォーム」

考えなければいけないポイントは3つです。

  • 寝られるか?
  • 悪化しないか?
  • 起きられるか?

まず、痛くて寝れない、なんてことのないようにします。
痛み止めなり、湿布なり、テーピングや包帯などでの手当などはされていることでしょう。
そして患部が床なり、布団なりに触れて痛くないようにします。
まあ一般的なことですね。

次に悪化しないようにします。
たぶん患部を直接床に着けないとか、負荷のかからない体勢にしたほうがよいでしょう。

最後に、起きられるか?
これがないがしろにされがちです。
全てのライダーが至れり尽くせりの環境に身を置いているとは限りません。
本編はこれがメインテーマです。

具体的には、

まずポジションですね。

「かかと落とし」
意外と痛めていたりします。
ベットの終端からかかとが出るまで下方で寝ます。
痛みがなくても病みつきになるくらい快適です。

「ひざ抱え」
ひざを抱えて寝る方法です。
一般的によく知られていますね。
背中や腰を痛めた時に効果的ですね。

「四方固め」
睡眠時に身動きできないようにします。
枕や布団や毛布などを駆使して抑え込みます。
安静にするのに効果的です。

「うずくまり」
土下座とか四つ這いとかヨガの猫の背伸びのポーズとかのままの体勢で一晩過ごします。
腰やおしりを痛めたときに効果的です。

「寄りかかり」
壁に寄り掛かって寝ます。上半身がそこらじゅう痛いときとか……

「バンザイ寝」
寝る体勢により、腕が邪魔な時には効果的です。
肩こりにも……

「その他」
とにかくこのポーズ以外は痛くて寝れない。という場合もあります。
ひと目を気にせず一番楽な体勢を見つけましょう。

ハイサイドで尻から落下&全身打撲とかの場合は、痛くないフォームが限られてきます。
痛み止めで対処するのもいいのですが、その前に一番痛くない体勢を知っておくべきでしょう。
壁や布団などで押さえつけたり、変な体勢でも痛くない体勢を見つけ、
そのうえで睡眠薬や痛み止めで寝てしまうほうが幸せそうです。

次にセッティングです。

「ベッドか布団かそれとも別途か?」

それぞれのメリットデメリットを挙げてみましょう。

まずベッド。
二人寝はNGです。
相手の動きで安静どころではありません。
同様にベッドは背骨の安静には適していません。
呼吸そのものが背骨を動かしてしまうからです。
ただし「ひざ抱え」で改善されます。
また広さや位置が固定なので希望する体勢がとれない場合があります。
メリットは、点ではなく面で支えてくれるので、打撲系にはやさしいことです。

対して布団の場合は、
硬さの問題を除けば、位置も形も自由にセッティングできるため万能に思えます。

ところが、です。

布団には致命的な欠点があります。

それは、
動けない時に、致命的に動けないことです。

トイレに行きたくて目が覚めた時に、
寝返りも打てないくらいに体が痛がっているときの対処法が限られていることです。
身動きが取れないのです。
ズリズリ移動できたとしても、起き上がることができない場合があります。

これがベッドの場合には布団にはできない選択肢があります。
ベッドから落ちることです。
この落ちるときの勢いを利用して、立ち上がるとか、四つ這いとかの体勢になることができます。

ベッドから落ちるほうがよっぽど痛いし危険では? とお思いのことでしょう。

しかし実際にマグロになった経験がおありの方ならお解りでしょう。
この恩恵は代えがたいものがあります。

あるいは最初からソファーや椅子で寝るとか、最悪トイレや浴室とか。

しかし最初から最悪な状態は、なかなか選択できないことでしょう。

ということでお勧めするのが、初日はベッドで寝ることです。

二日目以降は、様子がわかったと思うので、好きなようにすればよいと思います。

極めたい方は、起き上がることや、移動するための道具を用意しておくとよいでしょう。

紐や、壁や、台車や、脚立や、携帯電話や、その他ツールをちりばめておくとよいでしょう。

いっそのこと洗面器や尿瓶もありです。

相撲で「不浄負け」というのがあります。

この手の失態はなるべく避けたいですね。

備えあれば失禁なしです。

意外と便利だったのがこれです↓。
腕立て伏せ用のツールですがいろいろ便利です。

そんなこんなですが、
本人よりも、周囲のスタッフやご家族の配慮があると何よりです。
では。

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