スタートで遅れるとグリッド順位に関係なくテンションが下がる(応援者談)。

せっかくのグリッド、大事にしましょう。
即座に反応できるようにまずは目を鍛えましょう。
そしてせっかくなので総合的に目を鍛えてしまいましょう。
点灯から消灯というテンションの下がる昨今のスタートシグナルならではこそ、練習の効果が差になって表れるでしょう。

 

剣豪宮本武蔵が『五輪書』水之巻で、次のように語っています。
「眼の付けやうは、大きに広く付くる目也。
観見の二つの事、観の目つよく、見の目よはく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る事、兵法の専也。
敵の太刀を知り、聊かも敵の太刀を見ずと云ふ事、兵法の大事也。工夫有るべし。
此目付、小さき兵法にも、大きなる兵法にも、同じ事也。
目の玉動かずして、両脇を見る事肝要也。」(『五輪書』より一部抜粋)

文中の観の目とは、全体を見ること(周辺視野)であり、見の目とは、一点を注視すること(中心視野)です。
敵の太刀ばかりを注視せずに全体を観れば、敵が何をするのかが判るといっています。
何かを注視することの危険性も説いています。

また庭豪松岡修三が『ジュニアたち』に、次のように語っています。
「眼は、心技体眼という風に付け加えるくらい大事な要素です。」(出典不明)


 

 

半眼のページでも触れましたが目をうまく使うことは処理能力や疲労度や効率の面でも重要で、そしてスタートでも重要です。

目を鍛えるといっても、実際に目の筋力を鍛えるだけではありません。
オートバイだけに「眼輪筋(下眼瞼の筋肉)」を鍛えましょう、なんてオチでもありません。

動体視力、その他の測定値、検査値がそのまま優劣を表しているとは限りません。
それよりも仕組みを知り、正しく効果的に使うことを検討しましょう。
そのうえで、筋力や範囲や判断力を高めるようなトレーニングを取り入れましょうということです。

目の仕組みを理解し効率よく利用したり、
目の効果的な処理方法を見つけ少ないリソースで済むようにしたり、
目の代替を見つけたり
実際の処理をする脳を鍛えたりしましょう。
とはいえ私は専門家ではないので使えそうなキーワードを羅列するにとどめます。
キーワードをもとに情報の真偽を改めて調べなおし、
適切なトレーニングをされることをお勧めします。

 

それでは。

 

スピードレースの世界では単純に「動体視力が良い」そして「動体視力を鍛える」に終始しがちです。
動体視力は良いに越したことがないとして、それだけでは事足りません。
せっかくの能力をどこにどのように使うかがポイントです。
さらに未開拓の能力があったら先んずるべきです。

 

例えば、同様なスポーツに卓球や野球やサッカーなども挙げられるでしょう。
卓球選手は、卓球の球の回転が見えるといわれていますが、実際に打ち返す動作は相手の選手の動きからの判断だそうです。
飛んでくる方向に加え、球の回転に合わせたリターンをその動きから予想している。
球の回転が見てから打ち返し方を決めているのでは間に合わないということだそうです。

目の役目は、判断するに足る情報を適切なタイミングで必要なだけ脳に送り込むことです。
それは時間的に間に合わないとかギリギリな情報ではなく、余裕があり、安定して正確な情報であるほうが望ましいでしょう。
新たなポイントまたは今までのポイントで、余裕を持った処理が行えるようになるトレーニングを行いましょう。

ロードレースは静止競技ではありません。
競技中は自らが激しく動きながら行う競技です。
例えばピッチャーの投げる球を打者が打ち返すのとは訳が違います。
単純に足腰を鍛えて球を見据えて安定したスイングができるようするようなトレーニングは非効率です。
それよりは、イチロー選手が「動きながらの動体視力に優れている」ことにこそ注力しましょう。
ペナルティキックでいかに「キーパーが動き出してから反対側に蹴る」ことへの練習を行いましょう。

動きながら動いている物を見るということは、例えば「レース中のライバルを見る」とかレースでは日常の状態です。
パッシングポイントや、距離感をつかむためにも改めて鍛える余地がないか探してみましょう。
ギリギリまで判断を遅らすことは単純な反射神経だけでなくどこでそれを感じる(判断する)かでも変わってきます。

また別頁で周辺視野の効果を説明しましたが、
周辺視野は、正面約20度の中心視野以外のことなので必ずしも端っこの必要はありません。
逆に中心地点での周辺視野を用いることでの効果も見逃せません。
これは速読の手法として確立していますのでそちらを速読ください。
その際のキーワードは「中心視野を広げるのではなく、周辺視野に切り替える」です。

また周辺視野は位置的な変化に反応するため、一緒に動いている物には反応しません。
反応するものが多すぎる場合も無意味になります。
そこで利用するキーワードは「モーションブラー」と「スピードブラー」があります。
前者は動いている物がブレた状態、後者は動いている物に焦点を合わせ背景がブレた状態です。
「そのまま」見るか、「流し撮り」で見るかのことです。

視覚としてブレる条件は、視覚速度より速い動きでブレるそうです。
ということはシャッタースピードを上げることで何かが変わってきそうです。

また物体の認識は時間差や距離差から脳が「想像(経験)」で創造します(立体視力)。
あらかじめ創造される画像をインプットしたりテンプレート化しておくこともできるでしょう。
実際の視野を広げるか狭めるかは賛否両論でしょう。
画像処理は脳のリソースを大量に使うからです。
反面情報の不足は、不安からくる心拍数に影響するからです。

被写界深度の都合で見たいものを直接見ないテクニックも有効かと思います。
■トレーニング項目として次のようなのがあるようです

  • 視野拡大
  • 瞬間視野
  • 分散文字把握
  • 画像瞬間記憶
  • イメージ連鎖記憶
  • 瞬間読解力
  • 文字数把握
  • スキャニング
  • 瞬間判別

 

上記はここでトレーニングできます http://www.sokudoku.org/shiya

■検査項目やその他の目に関するキーワードとして次のようなのがあるようです。

  • 静止視力
    目および対象物が静止している場合の視力のこと
  • コントラスト感度
    視力は2つ離れた点を2つと認識できる能力のこと
  • 眼球運動
    外眼筋の働きによって眼が動くこと
  • 焦点調節
    眼に入ってきた光を網膜上にきちんと焦点をあわせること
  • 輻輳
    左右の目の回転角をもとに 3 角測量の原理で奥行きを知覚すること
    2 眼式や多眼式で正しく機能する。
  • 調節
    目のピント合わせ機能のこと
    人間の目は見ている物体に自動的にピントを合わせます。
  • 運動視差
    観察者の視点または観察対象が移動することによって生じる視差
  • 深視力
    遠近感や立体感を正しく把握する能力のこと
  • 瞬間視
    瞬間的に情報を得る視覚能力のこと
  • 眼と手の協応動作
    目でとらえたものに反応する能力のこと。
    ”もぐらたたき”
  • 動体視力
    通り動くものを見る能力のこと
  • KVA動体視力
    自分のほうに高速で近づいてくるものを、見る時の動体視力のこと
  • DVA動体視力
    右から左へと、水平方向に動くものを見る時の動体視力のこと

 

  • それ系の論文

 

これらの効果は、今までの記事で繰り返し説明していると思うのでよろしかったらご参照ください
スタートに関してまとめると、
スタートシグナルの反応速度向上は速読のトレーニングがよさそうでです。
周辺視野のトレーニングは、スマートフォンの無料ゲーム「Touch the Numbers」がおすすめです。

 

 

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