速さの秘訣

自身のレースを振り返って「納得のいく立ち上がり」は、どれほどあったでしょうか?

私の場合は残念ながらゼロ。

最速か最強か

同じ「誰よりも速く」でも、その目標が、リザルトなのか、コーナリングなのかで大きくアプローチは変わることでしょう。

目標が、予選結果や決勝結果の場合は、話は簡単です。
その目的のための手段は何でも良かったりするからです。

ところが「コーナリング最速」をうたってしまうと少し厄介です。

本人はコーナリングだけで良いとしても、周囲がそれでは納得しないこともあり、
結局、コーナリングが最速な上で、なおかつリザルトも残さなければいけないからです。
たとえ「コーナリング最速」な瞬間が合ったとしても、転倒してしまっては元も子もないと言われてしまうのです。

そして結局、リザルトの一番上に鎮座しているライダーが速いライダーと呼ばれることになります。

最速のコーナリングをコントロールしてリザルトにつなげる強さが必要ということですね。

きっかけとしての入口は「誰よりも速く」を目標にしてもよいですが、
結果を出すためには「誰よりも強く」に切り替えたほうが良さそうです。

こだわりは時として、遠回りになってしまうこともありますしね。

 

才能や人気はともかく強さではダントツ!

才能や人気はともかく強さではダントツ!

速さの秘訣

立ち上がり重視

だれでも知っている「立ち上がり重視」でも、だれもがその通りにやっているとは限りません。

よく、自分より格上のライダーに「どうすればそんなに速く走れますか?」と若干失礼な質問の投げかけに、

「バイクは君のマシンと同じくらいだよ、ただ立ち上がりを重視しているんだよ」

と、耳にタコが出来きるほど聞き飽きた回答が返ってきます。

はいはいスローイン・ファーストアウトね。

だれでも知っているこの言葉(立ち上がり重視)を、だれもが理解しているとは限らないのです。

そもそも、ここで間違うから、次の次元にはいけなかったのです(自責)。

 

スローイン・ファーストアウト

だれでも知っている「スローイン・ファーストアウト」ほど、役に立たない言葉もありません。

なぜなら、いかにもライン通を装えるのはともかく、「立ち上がり重視」の訳にとして代用してしまうことがあるからです。

そして、本来の「立ち上がり重視」が忘れ去られてしまうからです。

 

頑張りの配分

「頑張ります」も厄介な言葉です。

頑張りの数値化

ライダーのがんばりの単位をH(hard)として、各セクションの頑張度を数値化してみましょう。
数値はどのくらい頑張るかの重要度と、頑張り過ぎると転倒などのアクシデントに巻き込まれることを表しています。

例えば次のように。

  • ストレート:1H
  • ブレーキング:5H
  • コーナリング(クリップまで):6H
  • コーナリング(立ち上がりまで):6H
  • コーナリング(切り返し):6H

まあ大体こんなもんでしょうか

では頑張りの割合ではどうでしょうか、

  • ストレート:10%
  • ブレーキング:40%
  • コーナリング(クリップまで):30%
  • コーナリング(立ち上がりまで):20%
  • コーナリング(切り返し):50%

やっぱり醍醐味はフルブレーキとフルバンク……

 

頑張り度とラップタイム

スプリントレースは一定の距離を最短で時間で走ったものが勝者になります。

その距離とはスピードと時間をかけた値になります。

わかりやすくすると距離は面積とイコールと言えます。

その上で、先の頑張り度がラップタイム、イコール勝利に影響するのはどれだと思いますか?

大雑把に「平均速度を1秒上げればラップタイムは1秒縮まる」とか言われます。

それを鑑みると優先度は次のようになります(切り返しは邪魔なので省きます)。

  1. ストレート
  2. コーナリング(立ち上がり)
  3. コーナリング(クリッピングまで)
  4. ブレーキング

決勝痛で順位の攻防中ならともかく、実際に良い結果を残すために、もしもリソースが限られているのだとしたら上記の順位となります。

ということはブレーキングで死ぬ思いをするよりは、立ち上がりでその思いをしたほうが、
よりポテンシャルを引き出すこと、すなわちよりパフォーマンスが高いといえるのではないでしょうか。

この意味で、スローイン・ファーストアウトを捉えるべきだったのです。

 

立ち上がりを頑張る

ということで、ストレートは以前の投稿を読んでいただくとして、

立ち上がりを頑張りましょう。

まずは、頑張れるための準備というか…なるべく転ばない、ですね。

続く…

 

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