立ち上がりラインの作り方

タイヤの特性が解ってくると、タイヤメーカーは誰を勝たせたいかが判ってしまいます。

 

 

理想的なライン

前回、立ち上がりをうまく攻略できたためしがないとぼやきましたが、
では、理想的な立ち上がりラインはどうやって決めればよいでしょうか?

毎週変わる路面の状況と、毎回違うマシンの状態と、毎回揺れるライディングテクニックとを掛け合わせた最適なラインを決めて、クリッピングに向かう。そのクリッピングに向かうに当たって毎週変わる路面の…

てな感じですが、それだと先には進めません。

もう少し、具体的、あるいは手始めに何かはじめないといけません。

基本の基

定義

まずは手順をまとめます

まずは判断の仕方から。

立ち上がりの定義

立ち上がりの定義は、コース上の位置に関係なく、
アクセルが開いている状態で、実際に加速することができて、なおかつライダーがここから立ち上がりだと思った地点から、ライダーが転倒の2文字が消灯した時点までとします。

立ち上がりの重要度

全体的なラインは、立ち上がりのラインを元にし、その立ち上がりのスタートポジションに如何に素早くスムーズにスタンバイするかを作り上げた結果であると認識しておくことです。

決して、ブレーキングとコーナリングを楽しんだ後のおまけではありません。
立ち上がりのラインは重要だけど、他のラインはどうでもよい、といえるくらいに立ち上がりは重要です。

手抜き全開

最初に言いたいことは、アクセル全開で、リアタイヤが滑りしなく、ラインも余裕シャクシャクでコースアウトもしないようでは、それは理想的、あるいはベストな立ち上がりのラインではない、ということです。

それは、そもそも立ち上がりとは呼ばないか、他にもっと良いラインがある、かのどちらかです。
とにかくこの状態を、失敗だと思うことから始めましょう。

私も、あまりにもコーナーに失礼というか、タイムロスしていることに気が付いていないというか、とにかく手抜きしすぎと今は反省しています。

 

ファースト・ファースト・ファースト

レースの基本みたく言われている「スローイン・ファーストアウト」は初心者抜けの言葉です。

怪しい勧誘の言葉並みに、わかりやすくそこそこの結果が出てはくれるにしても、実践には役に立たないばかりか、気が付くと人生が終わってしまいます。

言い換えますとスタートポジションで、想定したスピードよりスローだったらそれは失敗です。失ったものは取り返せません。
逆にオーバースピードだった場合は、取り戻せないか、いつも通りか、いつも以上のどれかになります。
より良い結果になるように努力することや、トライする権利が生じています。

基本と応用

反論がありそうなので付け加えると、基礎練習は決して設定値、閾値を超えないように。
そして応用練習では、決して、設定値、閾値より下回らないようにと、区別しましょう。
ライン的にはイン側はともかくアウト側に必ず余裕を設けておきましょう。
そうすれば、何かの拍子に、より速く走れることを会得してしまうかもしれません。
アウトに余裕がないと、そもそも上達しないのと、自身の次元を固定してしまいかねません。

ピンからキリ

大まかにコースレイアウトで判断するのはともかく、詳細は実際に走ってラインを作ります。
立ち上がりラインの良しあしの判断は区間タイムで判断しましょう。
最初はごく短区間の計測で判断つくと思いますが最終的にはラップタイムそのものに近づくことでしょう。

まずは、可能であれば、スタートポジションのスピードをゼロから∞まで試します。

まずはゼロスタート。

最初は通常のクリッピングあたりから始め、どんどん後ろに下げていきます。
スタートの位置をいろいろ変えて、立ち上がり(加速&旋回)の走りに余裕がない箇所がその時の走りのベストなラインになります。

例外として…
もしも余裕のない場所がない場合(余裕シャクシャクな場合)はそもそもそのコーナーは高速コーナーだということで、トライはそこそこでいいでしょう。

次にゼロ立ち上がり

というか、ゼロ加速です。
通常の立ち上がりポイントまでアクセルを開けられないようなライン&スピードを見つけていきます。
※シュワンツは初めてのコースをこうやって攻略したとか

こちらにしても完全なスロットル全閉から、パーシャルまで、バリエーションがあります。
こちらは実践にも使えるのでいろいろ試しておきましょう。

こちらも例外として……
もしも全開のまま侵入しても曲がれるようだったら…そこでは立上り区間は不要です。

実践編

基本の基で試した走りの中の中間がベストラインです。
とそんな簡単にはいきません。

ゼロ立ち上がりはできるとしても、
ゼロスタートには壁があります、
条件が複雑すぎるというか、バリエーションが多すぎるというか、ベストな走りが見つけきれなかったのではないでしょうか?

そこでタイヤ。

自分の使っているタイヤに聞いてみましょう。

 

ちょっと調べものするので、次回にします(あるいは追記)。

たぶんもうすこし具体的なラインが見えてくるとおもいます。

 

立ち上がりラインの作り方 (ラインはタイヤが決める)RR>立ち上がり その1 でした。

では

 

 

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