スタートダッシュのコツは重心?腕?感性?それとも… (キースコード的)

スタートダッシュのコツは重心?腕?感性?それとも… (キースコード的)

ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで行われた、
第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの公式予選後の、
スタート練習の映像で、マルク・マルケスが意外や意外スタートが得意ではない(下手な)ことが露呈しました。※

 

 

スタートダッシュのコツは重心?腕?感性?それとも… (キースコード的)

今やスタートまでデバイス任せで皆一律…

とは言えやっぱりそこはレース、突っつく隅があったら、つついてみるとライバルより先んじれるかもしれません。

 

 

見慣れたシーンなんだけど

スタート時はカウルの中に潜り込んで少しでも空気抵抗を少なく!

そんなスタートシーンを見て育ちました。

実際レースっぽくて格好いいと思います。

 

しかし、スタートダッシュのコツは、伏せて空気抵抗を減らすことではなく、よりマシンのパフォーマンスを引き出すべくの、クラッチミートだったりアクセルワークだったり、シフトタイミングだったりします。

伏せないことで失うタイムはたかが知れていますが、操作ミスで失うタイムは時として大きなダメージを伴います。

伏せるのが悪いというのではなく、ここは一旦、他の要素と同列に考えて、
どうすればベストな、そして安定したスタートダッシュができるか見なおしてみましょう。

 

敵はウイリー

実は伏せる目的は空気抵抗削減のためではなく、少しでも重心を前方に寄せるのが目的だったりします。

それは二輪は、四輪と違い、加速し過ぎるとフロントタイヤがウイリーしてしまい。そのウイリーを抑えるためにアクセルを戻した(調整した)時点で、今までの苦労が水の泡になるためです。

 

それではと、浮き上がりを抑えるために、より前方に位置しようとするわけです。

重心?

ではスタート時にはより前方に位置すればよいかというと、それだけではダメな場合があります。

無計画に重心を前に移しただけでは、リアタイヤのトラクションが減少してしまい、リアタイヤのグリップ力の限界を超えるパワーで加速(回転)するとリアタイアが空転してしまうということになってしまいます。

フロントタイヤのウイリーと、リアタイアの空転に対するためのベストの位置はというと、重力と加速度や慣性などを加えたモーメントがリアタイヤの接地点あたりになるような重心?をつくり上げるとベストな感じになります(実際には接地点より前でしょう)。

それでも、重心の位置を最適な位置に設定できたら、ベストなスタートダッシュが切れるかというとまだ不足です。

もしもライダーが、ガチガチのお地蔵さんだったら、スタードダッシュの加速時にフロントサスが伸びたり、リアが沈んだりするピッチングが発生してしまうので、ウイリーしやすい状況になってしまいます。

 

もしも、お地蔵さんタイプのライディングのままで進める場合は。この特性の対策の為、モーメントをよりリアタイヤの接地点より前方に設定する必要が出てきて、リアタイヤのトラクションが不足気味(最適ではない)になる可能性が出てきてしまいます。

今回のマルケスが映像で見せてしまったスタート練習はこのお地蔵さんタイプでした。
この走法が効率が良いか?という問題より、マシンを操っているというより、ただ乗っているだけということで、映像的に格好悪かった、ということでNGです。

実際、クラッチミート後に一度アクセルを閉じるとか、スロットルを戻すとか、あるいはデバイス制御でパワーを落とすとか、明らかにリカバリー操作が行われてしまっているのではないでしょうか?

もっとも、お地蔵さんがダメなだけではなく、逆にお地蔵さんではなく、フニャフニャの場合でもマシンの動きが大きくなりウイリーが発生しやすくなり場合もあります。

見た目の格好良さと、実際の効率の良さを求めて複数の技を組みあわせていく必要があります。

腕?

単にポジションやデバイス処理だけで対策するのではなく、そこにテクニックが存在するからこそ、面白みがあるわけで。

文字通り腕の見せどころ…なのですが、この腕の見せ方には二通りあります。

1つは、スロットル操作や、クラッチミートや、シフト操作、その他のテクニック的な見せ所ですね。

もう一つは、腕の角度!。

腕の角度も、言ってしまえば、テクニックの1つですが、ライダーがやりたいことの一つの形の現われとしてみると面白いものがあります。

いわゆる、スタート時の操作的なことは普通に練習して習得するとしてここでは触れません。

腕の角度

スタート時の作法で腕の角度といえば、思い浮かぶのがモトクロスのスタートシーンが在ります。

思いっきり、肘を上げてフロントフォークと前腕を一直線になるようなあれです。

この作法を行う理由はもちろん、スタートで有利なように、スタートダッシュを決めるためですね。

 

問題は、この作法が、完全にスタンダードかどうかです。

全員がこの走法をするわけではないのです。

この事の判断には、またまた2つあります。

それは、肘を上げる走法が正しくないか、限定的か、はたまた未熟なのか?ということです。

一つの結末には結びつかないようです。

でさらに、この時の正しい作法は、

だから「どうでも良い」では無く、「正しい理由を見つける」と、それはスタートダッシュにつながることになるでしょう。

 

スタートダッシュ?

と,ここで、スタートダッシュという言葉がwikipediaに載っていないぐらいあやふやな立ち位置なことに気が付きました。

ということで<スタートダッシュを決めたい>のであれば、

用語の定義から始めることにしましょう。

 

次回以降に次のようなタイトルで書いてみます。

スタートダッシュ (新解明国語辞典)

(レースにおける)上手とヘタ(新解明国語辞典)

スタートにおけるプロダクトとサブプロダクト (キース・コード的)

 

では。

 

 

スタートダッシュのコツは重心?腕?感性?それとも… (キースコード的)

ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで行われた、 第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの公式予選 ポールはもちろん!

※どこがどうダメか、実は問題なく上手いのか、は決勝で見極めてみましょう。


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