宛先: MotoGP Race Director Mike Webb, FIM Officials, UFIM Officials and Lin Jarvis
真相が定かでない時の裁定について RR>ファイト
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真相が定かでない時の裁定について
大岡裁きとは
運営側はバランスの取れた、現状に即した最適な裁定を下したと思っているのでしょうが、それはとんでもない間違いです。
バランスの取れた裁定とは、双方の当事者や関係者やその他外野を含め、それなりに納得のいく決定を下すことです。
今回の裁定はバランスが取れているとは言えないでしょう。
なぜなら、肝心の真相が不明だからです。
真相が不明な場合や、お互いに責がある場合は、喧嘩両成敗となるのが一般的かもしれません。
だとしても、こと勝負事で、勝負に影響があるような裁定を下す時には注意と配慮が必要です。
たとえば今回の3ポイントのペナルティは、一見まともですが、これでは双方が納得いくわけがありません。
ことに便乗して、より優位に事を運ばせたい輩にとってもそうでしょう。
さらに、これが冤罪であった場合のことを考えてみましょう。
運営とか、政治とかのまつりごとを扱う方々は「きりすてやむなし」なのでしょうが、スポーツでそれはいけません。
今回のこれが大岡裁きとして成り立ってしまったら、「故意の妨害工作」がチームの戦略の中に取り入れられてしまいます。
自身がマイナス10ポイントで相手がマイナス1ポイントでも十分な作戦になりえるからです。
こういう裁定を平気で下す方々は、次のように思われても仕方がないと思います。
- 冤罪を食らったことがない(常に悪人?)
- レースなんて興味ない(単なるイベント)
- レースなんてしょせん大人の遊びなので、当事者への影響なんて微々たるものだと思っている(軽視)
- そもそも、面倒を起こす奴らだ、何方も悪者だと思っている(怠惰)
- おもいいたらない(欠如)
運営という言葉を、配慮という言葉に置き換えて行動すると、こうはならないと思います。
真相が不明な時の裁定の問題点
上記のことは今更、取り上げるまでもないことです。
それでも、改めて言えることは「真相が不明な時は、その後の結果に及ぼすような裁定は、ひとまず行わないこと」が賢明といえるでしょう。
その理由は、
一つは、このような行為を事前に計画することが減るからです。
そして「故意に転倒させた」とかいう風評も減るからです。
一つは、歴史に汚点を逃さないからです。
資本がらみの思惑で操作された結果ではなく、
当事者が本来の実力を発揮し、観客はそれを見ることができるからです。
それに当事者同士が起こした不祥事はともかく、運営サイドの不祥事が歴史に残るのはイヤでしょ?
さらに、時間に猶予ができることも挙げられます。
適当にその場しのぎのペナルティーを与えるのではなく、正しい裁きを行いやすくなります。
ボランティアしてください
じゃあどうすればと?
ジャッジをレースそのものに対して下そうとすることが間違いです。
レースとは関係のないこと、それも、皆が幸せになり、その裁定そのものが善意と愛に満ち溢れているようにすれば、裁定そのものに対し新たな論争を呼ぶようなことはなくなると思います。
レースという「待ったなし」ではないものであれば、より正しく真相を見極めることも出来ますし。
ということで一例を
裁定
- 真相が不明なために双方の責任割合が不明であることから、ジャッジは喧嘩両成敗とする。
- そのペナルティはチーム員の中から最低10名と当事者に対し、1週間のボランティア活動を行うこととする。
- 任地と内容は自由であるがその結果レポートをFIMのWebサイトに掲載する。
- あるいは1億円の募金を支払うことで上記を相殺できる。
- 今回の結果はライダー、チームともに抹消されることは無く、その証のロゴやステッカーを常に表示させることとする。
- 場所はゼッケンの右上と、チームのWebサイトのトップページ(ホームページ)の右上に指定のサイズのまま設置することとする。
- 不満がある場合は、その証拠となる情報を添付の上、大会終了後2日以内に申請することができる。
どうでしょう?
実際に、その気になれば、もっと良い案がたくさん出てくることでしょう。
とにかく、最終戦までに、正しい裁定が下りることを望みます。
ガチンコ勝負を見たい?
なので、たとえバレンティーノ・ロッシを許せない方々も、ホルヘ・ロレンソとのガチンコ勝負見てみたいと思いませんか?
マルク・マルケスを許せない方も、このままではしてやられたりのままです。
ホルヘ・ロレンソも加え三者の残念な発言も、ペナルティの内容が変われば、生まれなかったかもしれません。
何よりも、口げんかなどという低俗な争いは見たくないのと、歴史的に見てもこれ以上ない優れたライダーたちの尊厳を守ること、そもそも尊敬の念が薄れないような体制がいまこそ必要でしょう。、
取り合えず、 裁定の取り消しへの署名を行っているサイトを紹介します。
昨日は10万に満たなかったのですがもうすぐ30万票に届きます(2015/10/27 PM:0)。
キャンペーン · MotoGP Race Director Mike Webb: Remove the penalty from Valentino Rossi and bring back integrity to the Championship. · Change.org
キャンペーン · MotoGP Race Director Mike Webb: Remove the penalty from Valentino Rossi and bring back integrity to the Championship. · Change.org
This petition is currently in English, Italian, French, Indonesian, Japanese, Dutch and Spanish … Change.org are putting up other translations to help with the incredible flow of supporters.
中略
この請願書は英語で現在、イタリア語、フランス語、インドネシア語、オランダ語、スペイン語… Change.orgはサポーターの信じられないほどの流れを支援する他の翻訳を入れています。
MotoGPクラスの整合性は不名誉に落ちています。あなただけの嫌がらせとマルク・マルケスによって妨害されながらチャンピオンシップを追求するためのバレンティーノ・ロッシを罰することで汚いレース戦術を容認しています。同時に、あなたはホルヘ・ロレンソは、違約金なし、イエローフラッグにオーバーテイクすることができました。マルク・マルケスの行動に対処するためのルールがないことを示すことによってあなたの決定を正当化することは銃で他のライダーでの撮影ライダーを防止するためのルールがないと言っほど不合理です。あなたはそれが既存のルールを破るしなかったため、ということが可能になりますか?それはスポーツが期待し、きれいな優勝に値するライダーとファンを裏切る議題を持っているようです。あなたの決定はあなたが1ライダー、バレンティーノ・ロッシの迫害を容認していることを示唆しています。
我々は、彼が予選で稼いでグリッドポジションを取って、レベルの競技場から、公正でチャンピオンシップを追求し続けることができるようにバレンティーノ・ロッシにペナルティを逆にあなたに呼び出します。そうすることであなたは、スポーツの整合性を復元します。
以上
真相が定かでない時の裁定について RR>ファイト
でした。