目には目を (抜けたトラクション)

あて舵

あて舵の逆操舵は全盛期には皆普通に行っていたテクニックでした(何の全盛期?)

その逆操舵が実はトラクション抜けな走法ということに前回なりました。

しかし、だからと言ってこの走法がダメなわけではありません。

補えばよいのです。

いくつかあるその補いの中で、抜けに対抗するには抜けという選択肢があります

目には目を という感じです。

そして目には目を といえば原田哲也!

その芸術的な目には目を例にトラクションぬけの説明をしてみます。

原田哲也 wiki

輝かしい経歴のもとクールデビルこと原田哲也のライディングも芸術的です。

特に倒しこみの美しさは記憶に新しいと思うのですが、

これがおもいっきり逆操舵的なタイミングの上に成り立っています。

原田哲也のライディングにぴったりとマシンがついてくる感じですね。

どういう感じかというと、逆操舵の特長としてライダーが先行するということがあげられます。

その先行度合いはマシンのセッティング(=コースの状況)によって変わってきます。

セッティングが出てればいいのですが、外れているとぎくしゃくしだします。

例えばGP250の時にはよかったのですがGP500では若干もたつきが見られ、思い通りにできていない感が漂っていました。

目には目を

先のトラクション抜けの補完というか対策のために「駆動力をかける」ということをします。

これを称して「トラクションが抜けたからトラクションをかける」と言ってはいけません。意味も場所も違います。

これは、抜けたフロントトラクションにリアのトラクション具合を合わせる、といった表現が適切といえます。

世間では、アクセルオンを早くとか、パーシャルを短くとかもっともらしい表現がされていますが、どちらかといえばこのことへのつじつま合わせだったりします。コーナリングのラインすらこれに合わせないといけなくなってしまいました。もはやスローインファーストアウトしかできません。

 

原田哲也が速かったのは、これをGP250でやっていたからと言えたりします。

GP250はGP500に比べればはるかに走りの次元が高く、何もしなくても十分トラクションがかかるクラスといえたと思います。

それをそのままGP500とかで行うと、トラクション抜けが深刻になったり、バンキング角速度が合っていなかったりとか、なかなかツボにははまらなかったりしてしまいます。

 

くわえて逆操舵の欠点は、クイックな倒し込みのわりに倒しこんでからもたもたする感じがあります。

もちろんモタモタはタイムロスです。

全盛期(当時)のGP500で逆操舵が成り立っていたのは、時代がまだまだのんびりしていたからだとおもいます。

最近の走りとシンクロさせると、たぶんタイムロスしている場面がはっきりと見て取れると思います。

 

そこでドゥーハン、シュワンツ、ノリックらのバンキングがマシン先行型のライディングの登場です。

大排気量はこのほうが効率が良かったようです。(力ずく感がありますが小柄なライダーこそ、マシン先行を習得したほうが安定して速いはず)

 

 

 

マシン先行型にはダートラ式とジムカーナ式がありますが、「ダートラ式は時代遅れでこれからはジムカーナ式だ!」と豪語してもロレンソはきっとうなずいてくれると思っています。

違いはリアのトラクション!

ではなくリアの駆動力です。

ダートラのパーシャル付近のモタモタ感がジムカーナにはありません。

というかジムカーナにはパーシャル自体をなくしたりしています。

そしてパーシャルがないといえば、スペンサー!

また戻ってしまいました。

2001年11月8日、鈴鹿の原田哲也 『世界一』に加え数々の『日本で1番…』を保持していたりします。 写真提供はひろさんです。

 

 

ちなみに、これもマシンセッティングネタです。

トラクション抜けするライディングしておいて「なんとかしろ」とかいわれてもねえ…

ここで、自分でセッティングできるライダーとメカニック任せなライダーの差が出たりします。

そして逆操舵のマシンセッティングとしてはライダーの行うウェイティングとかキーピングの時間がセッティング項目となります。

例えば、GP500の原田は、マシンが動き出すまでもう少し我慢できれば素晴らしい結果になったのではないかと思っています。

 

マシンセッティングという点でも、原田哲也を参考にする というのは健在なのではないでしょうか。

加藤大二郎や、マーベリック・ビニャーレスみたいに「お膳立てができているうえに自分が天才」という組み合わせを望んではいけません。

そんな夢を見るよりはまずは眉毛を太くするほうが現実に近づけます。

 

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