どこをとっても凄いというのには耳にタコができました。

では、マルク・マルケスのどこがどう凄いのか、分解してみましょう。
今回は平泳ぎの仕方ではなく、右手の使い方に焦点を当ててみましょう。
TTサーキット・アッセンでの映像でもよく映ってましたね。

マルケスの右手

すごくベーシックにまともです。
アクセルは外側から握るようにしています。
その理由は、肘を擦りたくて外側を握っているのではなく、繊細なコントロールができるからです。
「脇を閉めて」なんて机上の理論はもちろん無視です。
脇を締めることのデメリットは、アクセルコントロールが手首の上下運動になることです。
対して外側から握ると腕の回転運動になります。
脇を締めることのデメリットはブレーキング時、外乱収束時により顕著になります。
外側から握ることの一番のメリットは、結果的に「安定して速く走れる」ことです。

利点はまだまだあります。皆さんも自分なりに考えてみましょう。
メリット・デメリットを羅列することができたら、しめたものです。
早速実行に移しましょう。

そのメリットのためになら、
ライディングフォームを変えたり、タンクの形状を変えるぐらい安いもんでしょう?

(追記マルケス関連記事はこちら

仕事中の右手

仕事中の右手

 

ペドロサの右手

マルケスとペドロサの違いについては別投稿で触れていますが、右手に関して追記いたします。

スペンサーを例に取るまでもなくライダーは腱鞘炎に悩まされる可能性を秘めています。

下の写真のペドロサの右手は、上のマルケスの写真に比べ、体にやさしいとはいえません。

関節にかぎらず、伸ばし切ったり、ぎりぎりまで曲げたりの状態は、体にストレスやダメージを与える、あるいは蓄積されてしまう可能性があります。その場では問題がなくても、数年後にそのツケが回ってくる可能性があります。

特に、幼少期から長く続けているばあい、せっかく花開いた時にその症状が出たり、さらなる高みに次元を上げることが出来なかったりします。

長く続けることを視野に入れた場合、ライディングにぎこちないところが見受けられる場合早急に対策、解決して置くことが重要になります。

(ただし、ペドロサのこの手首の角度が、ペドロサにとってギリギリなのか余裕シャクシャクなのかは不明です)

 

 

 腱鞘炎対策について

ひとたび腱鞘炎の症状が発生してしまうと、大事な場面での取りこぼしを始め、
シーズンを無駄にする、ひいてはレース人生にまで影響を及ぼしてしまいます。

その腱鞘炎にならないための予防策を日頃から行うことが大事です。

腱鞘炎になりやすい職業(趣味)として有名なのはピアニストが上げられます。

その原因は速弾きや、無理に指を広げることなど、自身の許容限度を超えた練習を行なった場合に起こるようです。

そして予防法としては、無理な練習をしないことと、十分な休養を録ることが大事なようです。

スポーツ以上に深刻なので詳しく掘り下げられていますが、決定的な予防法に始まり解決策も決定打がありません。
(詳細はググりましょうー>腱鞘炎の予防方法

 

ライダーが気をつける事柄

次のような状態が腱鞘炎の発生源になりえます。

  • 不自然な手首の角度
  • ハンドルの振動
  • 転倒時の衝撃

防げない項目もありますが、手首の角度などは、なるべく無理がないに越したことはないでしょう。

絞ったハンドルや、ブレーキレバーの握り方など、様々な場面、それぞれにおいて見直しをおすすめします。

その意味でもマルケスの右手は参考になることでしょう。

特にトレーナーやスタッフは、ライダーの「無理やり・我慢」に敏感になるとよいでしょう。

 

マルケスは何故あんなに前傾するのだろう?というのがよくわかる図(⇨別投稿で説明)

マルケスは何故あんなに前傾するのだろう?というのがよくわかる図(⇨別投稿で説明)

平泳ぎ

平泳ぎ

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