著者の伝えたいことは大抵たった一つの言葉で表せる(読者)

キース・コードの著作『ハイスピードライディング』において、
根底を流れているのは、プロダクトとサブプロダクトであり、
メインテーマといわれているレファレンスポイント(RP)すら
サブプロダクトの位置づけととらえるべきでしょう。

この書籍は優れた内容とは裏腹に
ライダー向けではなかったように思われます。
高尚すぎたというか、日本の義務教育レベルではあまりなじみのない、
論文というものの基礎や概念が必要なのではないかと思われるからです。

それでも内容の密度の高さから、
私のような落ちこぼれにも、たくさんの夢を与えてくれました。

しかし、根底を流れている「正しい思考の道筋」は
読者には伝わらなかったのではないでしょうか?

キース・コードは本書を通して、
たくさんの有益なライディングテクニックおよび理論を習得するに至った、
思考法そのものを伝えたかったのだと思います。
有益なライディングテクニックやレースを志す者に必要な知識は、
それを伝えるための具体例をちりばめたに過ぎないように思います。
あれから数十年たった今でもその具体例は現役かもしれませんが、
その思考法こそ改めて学ぶ価値があると思います。

私がここで要約を伝えて理解してもらう、っていうのもなんなので……
やはり原文を読んでもらうのが一番でしょう。

語学堪能な方に朗報:amazonの「なか見!」検索で概ね読むことができます。
段落の前後のトピックセンテンスと思われる箇所は閲覧できませんが、値千金ですね。
Twist of the Wrist: The Motorcycle Roadracers Handbook

要約ではなく私の理解をお伝えします。 一助になれば幸いです。

目次の3番目「プロダクト」(原題:The Product)が本章のメインテーマと思われます。

この場合のプロダクトは成果物、生産物とかの、とにかく終了・固定している物・状態のことを指しています。そしてそのプロダクトから派生すべき物・状態をサブプロダクトと定義づけています。 そして実際にはプロダクト(product)が大事ではなく、サブプロダクト(sub-product)が主役であると説いてます。 プロダクトは、すでに固定され、変更される余地はないので、思考や選択肢などの場面には登場させる必要がないということです。 ことレースでは時間短縮や時間の消滅を避けるために、ぜひとも思考法のベースにしましょうと、キースは訴えています。 何かを選択するときに、余計なものを省き、選択肢自体の精査を行い、選択の精度を上げましょう、 ということです。 目的を見失わないように、役に立たない情報、余計な議論を極力排除することが大事だと説いています。

適用範囲は書籍で説明している例だけにとどまりません。 先のレファレンスポイント(RP)でいえば、情報が多いと速く、あるいは安定して走行することができると解説しています。 このことを否定する余地がない、あるいはとりあえず文句がない、とした時点でこれはプロダクトになります。 そのうえでサブプロダクトとして、いかに情報を収集するか、いかに効率よく利用するか、逆に多すぎることのデメリット、これらがサブプロダクトになります。 この時点ではこれらのサブプロダクトは、収集中、検証中とかのため決定事項ではなく、プロダクトとは明確に区別すべき要素であるということです。 「情報をたくさん入手できるとコーナリングが速く走れるようになる」だけではなく、すべてにおいてRPを高めましょう、と言ってます。

※画像と投稿に関連性はありません。 本投稿の調べ物をしてたら飛び込んだ、YAMAHAの[TRICITY NW125]の新発売記念画像です。

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