スペンサー乗り風まとめ

仕上げ

仕上げは、今までに紹介したテクニックを活かして、「ズバッと寝かして、ドバっと加速します」。

 

結局普通のハングオンじゃないか? とお思いでしょう?

 

その通りです。

 

ここで昔ながらのハングオンをわざわざ持ち出した理由は、コレです。

理由

「うちのタイヤはレース終盤までもたない」
「うちのライダーは軽いから速くて良く止まる」
「うちのライダーはゆっくり走るから勝利する」

これはいけません。

これならMoptoGPではなくSBKを招致してほしいところです。

これがお望みなら

タイヤメーカー主催で鈴鹿幼稚園8時間エコレースでもやってろッて感じです。

鈴鹿幼稚園

鈴鹿幼稚園と園児  奥に見えるは、「石橋アーチ」

 

 

リクエストがあると応えてしまうという、お国柄というか悲しいサガも良し悪しです。

優れたタイヤの定義が、
「誰かを勝たせるためのタイヤ」から「誰にでも勝てるチャンスがあるタイヤ」
になってくれると良いのですが……

2016年までまてない

2016年まで待てない

 希望

ー観客として応援するライダーは:

「トップスピードでかなわないからコーナリングスピードで勝負する」。

「加速でかなわないからコーナリングスピードを極限まで高める」。

「タイムをぎりぎりまで削る」。

「暴れるマシンをものともせずに抑えこむ」。

こういうライダーを応援したいのですが……。

 

ということでの、大柄、体重の重たいライダーこそ勝機のある「スペンサー乗り風」です。

街乗りでも安全運転に活かせるライディングです。

 

実のところ、普通のハングオンとの違いはわずかです。

わずかな違いをリストしてみます。

・リアのサスペンションがボトムする時間がもったいない
・リアタイヤが横に流れることがもったいない
・セッティングに時間を使うことがもったいない
・タイヤの特性なんてどうでもよい
・セッティングはどうでもいい
・豪快が好き
・マシン任せではなく、オレに任せろ!

そうです、違いは、

乗っていて楽しくて、見ていて楽しい!

オートバイの原点です。

いまは減点です。

 

スペンサー乗り風

★セッティング

  • リアサスのCompは最強、Tensは好み
  • フロントサスのTensは最弱、Compは好み
  • フロントのイニシャル(プリロード)は最弱
  • ステアリングダンパーは最弱(マシン特性にに合わせる)(一度外してみる)
  • シート角は平ら気味に、腰の可動域を広く
  • ステップ位置はバンキング時に全荷重を預けられる位置に
  • ハンドル角は体格に合わせて楽に操作できる範囲で広めにする(腱鞘炎防止)
  • ハンドル高は高め
  • フロントタイヤはソフトでエアー高め(サスにサスさす)(BS)
  • リアタイヤはハードでエアー低め(タイヤにサスの役割をさせる)

★ライディング

  1. アプローチではブレーキングと同時に上体を起こします
  2. リアブレーキペダルは一切使いません
    (両足の役目はバランスをとることに専念)
  3. 上体は重心を上げるために背筋を伸ばし、
    腰回りはイン側の足を広げることとシンクロさせてイン側にオフセットしておきます
  4. ブレーキングは、想定速度よりオーバースピード気味な時点でリリースします
  5. リリースと前後して行われるバンキングは、正しく他の荷重ポイントで抜重したうえで、イン側ステップ加重100%で行います(ダイブ)
  6. バンキングが終了する前にアクセルをオンにします
  7. バンキングの終了はタイヤの状態ではなくバイクの向きで決定します(前後輪に平等な荷重)
  8. スライドしようが、グリップしようが、ライダーが何とかできる位置にバイクを収めます(センターポジション)
  9. スライドしてもよいように抜重(ダイブ)はフルバンク時に使い切ってしまわないようにする(伸びしろを残す)
    (スライドした時にも頭にその外乱が伝わらないように腰回りのバネと抜重の残モーメントを使う)
  10. 外乱収束のために余計なホールドや接点を少なくし、両脚(膝)と腰回りでバランスをとれるようにする
  11. 上体や頭は外乱の影響を最小限にするために慣性モーメントの中心に位置するようにする
  12. ハンドルには力を入れず自律走行に任せる
  13. 旋回中は特に足の「加重」を意識しない(外乱収束に等しく加重、抜重が行えるようにフラットに)
  14. スライドしたり、グリップしたりしても抑えこもうとしないで好きにさせておく
  15. 収まったのを確認したらすぐに加速の体勢に移る(伏せる)
  16. 縮み切った上体を伸ばすパワーで上体を加速体勢に持ち込ませる(加速G対策)
  17. アクセルは全開と、小刻みあるいは雑巾を絞るように、を使い分ける。

★ポイント

一番のポイントは、ライダーの抜重により発生する慣性モーメントを
「回頭性」と「スライド時の可動領域」のために使い、
直線的なその慣性モーメントをアクセルオンにより、
シートストッパーでの押し出しで、旋回方向に転嫁させることです。

それらは、ブレーキングで起こした上体が沈み込むまでのごく短時間に遂行させます。

 

こんな感じです。

決まったフォームなんてありません。

当のスペンサーのフォームも、同じように見えて実はマシンやコースに合わせて毎周回違うのではないでしょうか。

Freddi Spencer  84' 02R

Freddi Spencer

 

Freddie Spencer AMA

エディー・ローソン&フレディ・スペンサー

Eddie Lawson & Freddie Spencer

 

Fast Freddie and King Kenny '83

freddie ns750

肘! リーンウィズ!

 

以上。
「スペンサー乗り風」のまとめ(RR>ハングオン>倒し込み)

でした。

「スペンサー乗り風」としては #1 #2 #3  本投稿 となりますが、
実は雪道あたりから全てこのための投稿です。合わせてご参照いただければより理解が深まります。

 

フレディ・スペンサー&エディー・ローソン

Freddie Spencer & Eddie Lawson

フレディ・スペンサー&ケニー・ロバーツ

Freddie Spencer & Kenny Roverts

 

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