マルケスの接触・転倒

2015 アルゼンチン MotoGP 決勝でのマルケスの行動(ライディング)には今後様々な意見が飛び交うことでしょう。

一般的にはこうでしょう
ロッシは通常通りの走行ラインを通り、マルケスはそれを想定しなかったのか、ラインがかぶってしまった。
マルケスは状況をよく把握し、危険な走行をしないように、または接触をしないようなラインを通るべきだった。

実際はこうではないでしょうか
ロッシの立場としては通常のラインを通れるように、さらにラインをふさぎ気味に、さらに仮に接触してもよいように、通常ラインより多めにマシンを振るのが常套手段です。
ただマルケスは、それを想定していなかったのでも、ロッシのラインとかぶるようなラインを走ろうとしていたのでもなく、あのようにしか走れなかったのが実情だと思われます。
では、その、あの様な走りをしてしまったことが危険行為なのか、好戦的なのか、大人げないのかというと、そうではないと思います。
あの場面は、その場面での高等テクニックを見せ合う場面であったと思います。
そして、あの場面での高次元で走行を続けるのに必要な多数のテクニックやポイントのうち、何か一つをミスしただけなのではないかと思います。

そのミスとは

  • ロッシのバイクを見てしまったからなのか
  • バイクの暴れ方が、少し大きすぎたのか
  • 何も見ていなかったのか
  • 転倒を恐れなかったのか
  • 転倒させようと思ったのか
  • 抜けると思っていたのか
  • 楽しみすぎたのか
  • いっぱいいっぱいだったのか
  • はたまたぶつけ方を誤ったのか……

真相はインタビュー記事とは異なるところにあることでしょう。

私見では、今回のマルケスの接触による転倒は、最初の接触によるトラクション抜けが原因だと思います。
もはや「お前はもう死んでいる状態」で体勢が整いきらないまま立ち上がり、ロッシのラインとクロスしただけ。
つまり接触・転倒が先延ばしになっただけの事で、2回めの接触にはいいも悪いもない と思います。

そして、コーナリング中に接触した場合のアウト側のライダー(ロッシ)は、もしかしたら、イン側のライダーが再びコースアウト気味に膨らんでくることは、既知のこと。

この場合は、避けるのではなく、いつもよりも攻撃的に走ることが、自らを守るための対処法となるでしょう。

 

とにかく、結果的にペナルティや、悪評が立ったとしても

これほど高次元での攻防を見せてくれるのであれば、イチ観客としては最高のレースだったといえるでしょう。

 

明日はわが身

 

第三者はともかく、ライダーはこのことに対し真っ向から向かい合わないといけません。
明日は我が身だからです。

その場合でも、両方の立場が必要です。

  • 相手を抑えられるように
  • 相手を避けるように
  • 相手を負かすように

その程度は「スポーツマンシップにのっとった」が基準です。
そうでないと次のように言われてしまいます。

  • 危険行為を意図して行うライダー
  • 経験不足

そしてつぎのようなお説教が待ってます。

  • 接触しないように走りましょうという的外れな指摘
  • スポーツマンシップとは、な講釈

もちろん具体的な制裁もかせられることでしょう。

 

ぶつけないための練習

さて、本題は、同じ場面でも、出来れば問題なく、適切にクリアーできるように準備をしておきましょう。

一般的なのでは

  • 経験を積む
  • 周囲をよく把握しておく
  • 理性を保つ
  • ルールを守る
  • 紳士的に戦う

とかでしょうがここではさらに次のことを意識した練習をしてみてはどうでしょうか

  • ぶつけ慣れる
  • 目線に影響されないようにする
  • ぶつけてもよいようなバイクにしておく
  • ぶつかる前に転ぶ
  • 硬直ライディングからのリカバリ方法を会得しておく

もちろんこれは、実際にぶつけるための練習ではなく、ぶつからないようにするための練習です。
ぶつけ慣れることで、過剰なストレスをへらし、
相手を見てしまってもライディングに影響が出ないようにし、
もしもぶつかってしまっても、双方が大事に至らないようにし、
ぶつかる前に転ぼうとするアクションが、
実はぶつからないようにするための最善の方法だったりするからです(もちろん転ばずにです)。

お地蔵さんからの脱却

そしてそもそも、
お地蔵さんともいわれる、硬直ライディングからの脱出方法を自分なりの方法で見つけておき、いざという時に実践できるようにしておくと結果がより良いものになるでしょうということです。
ポイントは、腕の硬直、背筋の硬直、目線の硬直、思考の硬直など、それぞれの硬直からの脱出です。
次に、バイクにコントロールを加える方法とそのタイミングの作り方を見つけることでしょう。
一例では、

  • 肩を回す

 

お試しあれ(例が一個しか出なくてすいません)

 

 

 

では。

徹夜して観るだけの価値があったー>マルケスが転倒リタイヤでランク5位に後退

マルケスの転倒シーン

マルケスの転倒シーン

以上
攻撃が最大の防御 (接触回避策)
でした

 

参考記事を引用しておきます。

SRダンディ別館

http://moonfish.cocolog-nifty.com/srdandy/2015/04/2015gp-vs-199d.html

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2015アルゼンチンGPまとめ:ロッシ vs マルケス、なぜ「専門家」を信じてはいけないかについて

ことによったらここ10年くらいのMotoGPベストバウトかもしれないアルゼンチンGP。誰もがいろいろ語りたくなっているらしく、MotoMatters.comも長文です。がんばって訳すよ。

あ、あんまり長いんで最後まで読んでもらえかもしれないかもですから、ここで忘れないように書いておきますが、現在MotoMatters.comは資金集めをしています。資金集めサイトはこちら。右の「Donate Now」ボタンをクリックして、金額(現在レートで1ユーロ130円くらいです)、名前、e-mail、国、郵便番号、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力するだけです。皆さま是非!

攻撃例と、やり損な例(動画は見れません)

コメント

    • 通りすがり
    • 2015年 4月 23日

    >2回めの接触にはいいも悪いもない
    では1回めの接触は?
    私はどちらもスポーツマンシップに欠ける非道な行為だと思っていますがね。命かかってるんで。

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