セナ足とフジガスと同爆と

 

ミハエル・シューマッハもアイルトン・セナも単独走法では似たようなものだとしても、対ライバルに対しては違いがみられます。

シューマッハがライバルをブロックしてでも競り勝とうとするのに対し、セナはライバルとは別次元の、神の領域に踏み込んでいってしまいます。

タイヤのポテンシャルが高すぎるとできること

前回、立ち上がり時においてのリアタイヤは、まだまだポテンシャルを使い切れていないと言いました。
そもそもタイヤのグリップ(路面抵抗)は面圧(トラクション)への影響度が高く強ければ強いほどグリップ力は上がります。
通常その面圧は、一瞬ではなく、恒常的に力を加えることが望まれます。
波があると、平均値が下がるし、そもそもマシンが不安定になったりするからです。
なので、荷重なり、加速Gなり、慣性なりをクイックかつ、スムーズにタイヤに対して与えるのがセオリーでしょう。

ここで例外なのが、ポテンシャルを使い切れていない場合です。
バンク角65度で肘も膝もお尻も地面に擦っているけれど、タイヤのグリップがまだ余裕があるときです。
この場合は、平均値を気にしなくてよくなります。

そうすると、一連のブレーキング時、バンキング時などの限られたアクションだけでなく、旋回中にさらなるアクションを行うことができるようになります。
普通ならブレイクしてしまったり不安定になってしまうような、押したり引いたり跳ねたり回ったりのタイミング技などを行うことができるのです。

エアターン

たとえば旋回中に、さらなる回頭をさせるべく、ヨー運動が発生するようなアクション、たとえばエアターンみたいなのをやることができます。

跳ねようが、ねじろうが、飛ぼうが構いません。
どんな手段にしろ、マシンの向きが変わって、速度が落ちてなくて、転んでなければ、格段に速いタイムを刻めるでしょう。

 

方法は、私には見当が付きませんが、

レプソルホンダだとトミー・ボウもフジガス(藤波貴久)もいるので、容易に入手できるでしょう。

ちなみに、フジガスのガスはガスガスのガスではなくガスのガスだそうです。
(ガスガス:スペインのオートバイメーカーのGASGAS)
(ガス:  イタリア語の全開の意味のGAS)

セナ足と同爆

同様にセナ足(セナ手)と、エンジンの同爆もつかえるでしょう。
目的はタイミングとしてとか、急激なトラクションアップとか、スライドや、波を作るためだったりさまざまに使えるでしょう。

セナ足は実際にマルケスとかがテスト走行中にやっていたりします(もちろん右手のアクセルです)。
ただし、今回の急激なトラクションアップのためではなく、スライドコントロールとしてです。
なのでこの場合はぞうきんを絞るようなセナ足です。

 

同爆もドカとかで一時期、はやっていましたね。
以前よりタイヤの事情が違うので復活もありなのではないでしょうか
別に同爆ではなくて、レブカットみたいな方法でもいいですし。

どちらにしてもジワッとではなくドカッと力を加える必要があります。

ヤンワリでは単にサスペンションが吸収するだけか、ゆらゆらするだけで何事も起きません。

この場合のサスはリジット系のほうがよくなるのでコンプがハードで、テンションがゆるゆる系でしょうか。

 

一見使えそうな膝擦りターンはトラクション抜け系なので。少なくても立ち上がりではNGです。

 

別の次元

これらは現在誰かがやっているとかではなく、これから誰かがやってくれるお話です。

もしもリアタイヤに爆発的なトラクションをかけることができたら……ウイリーしてひっくり返るのではなく……

 

立ち上がりのリアタイヤのパフォーマンスが劇的に上がります。

ウイリーしてひっくり返る分をコーナリングGで相殺することができるのですから。

そうなると、リアタイヤの形状も横に逃げやすい三角ではなく、より扁平に近いタイヤに戻っていくことでしょう。

 

ここで、またしても愚痴

勝たせたいチームに合わせて、タイヤの寿命決めるのやめてほしいですね。

適当に作ったタイヤを使いこなすのではなくて、ちょうど使い切れるぐらいのタイヤを作ってしまうのだったら…

カワサキなんて一生勝てない…

さながら悪役の鬼を追いかける、正統派ライダーたち。っていわれかねないような。

 

その点SBKやWSSは公平で面白い。

MV AGUSTAの勝利は実に1976年に開催されたドイツGPで勝利を挙げたジャコモ・アゴスチーニ以来、38年ぶりの勝利という快挙をなし遂げました!

MV AGUSTAの勝利は実に1976年に開催されたドイツGPで勝利を挙げたジャコモ・アゴスチーニ以来、38年ぶりの勝利という快挙をなし遂げました!

http://www.mv-agusta.jp/2014/02/24/mv-agusta%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%81/

 

 

参考

摩擦係数とヘルツ面圧

具体的な数字が入手できなかったので断念しましたが、なんとなく遊べます。

摩擦係数

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%A2%E3%81%8C%E3%82%8A%E6%8A%B5%E6%8A%97

技術計算製作所

ヘルツ面圧計算ができます。

http://gijyutsu-keisan.com/calc/mech/calc_hertz/select.php

平面のページで適当に数字を入れてみましょう(数字はでたらめです)
http://gijyutsu-keisan.com/calc/mech/calc_hertz/calc.php?sel_graph=sphere_2

直径(mm) 600
縦弾性係数(ヤング率)(GPa) 0.1 10
ポアゾン比 0.5 0.5
入力荷重(230Kg)(N) 2300

で計算すると
ヘルツ面圧最大値(MPa) 4.4171
接触面半径(mm) 19.866
両中心の接近量(mm) 0.82872

逆算するとタイヤの潰れ具合で面圧が解ったふうに話せます。

「へレスの1コーナーのブレーキングで、トラクションが8.6MPaのマルケスが7.6MPaのロレンソを抜いた」みたいな。

 

 

以上

セナ足とフジガスと同爆と  RR > 立ち上がり でした。

 

フジガス

 

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