慣性を極める(リアステアっぽく走る その2)

レースは慣性と戦う競技ともいえます。
慣性に逆らうだけでなく、利用したものが勝利します。

慣性について考えてみましょう。※1

負のイメージでとらえがちな慣性ですがひとたび積極的に使うことでそれは一転します。
実際ターンインなどのアクショントリガーや、旋回性・回頭性アップ(二輪のエアーターン含む)とかで積極的に利用されています。
特に二輪は何らかの、自然とは別の慣性を作り出して初めて走行することができます。

いかに使いこなすかがポイントです。

慣性は、発生した瞬間から慣性で、すぐに影響を及ぼしますが、最終的な要素となるタイヤと地面に影響を及ぶまでには、途中に様々な要素が絡み時間を要します。
サスペンションになるもの、伝達に時間がかかるもの、完全に吸収してしまうものなど様々でしょう。
これらを考慮して計画することが必要です。

積極的な利用法は大きく分けて2つあります。

・すでに発生している慣性をうまく使う

・新たに発生させた慣性をうまく使う

すでに発生している慣性を利用するときのキーワードは時間です。
慣性を時間で区切り、何かします。
同じ方向はもちろんですが方向を変えることもできるでしょう。
徐々に移動させることで次の場面まで温存することもできます。

新たに発生させる場合にはさらに2つの場面があります。

・すでに慣性が発生している方向への追加の慣性

・新たな方向への慣性の発生

追加の慣性はその労力の割にほとんどの場合あまり効果がありません。
ので、新たな方向への慣性のみを考えましょう。
どうしても既存の慣性に追加したい場合は新たな慣性を捻じ曲げるほうが効果的と思います。

意図的に時間差を設けることで利用場面を選ぶことができます。

ブレーキング中に発生した慣性を旋回に使うこともできます。
さらにブレーキング前に発生した慣性を旋回に使うこともできます。

例えば二輪のターンインは、ブレーキング中に発生する慣性を横に向けつつキープしてターンインしたいポイント手前で解き放つことで、バランスされたターンインが完成しています。
なので全開で加速中のバンキングはターンインのポイントが作れないので別の手段が必要です。※2

まとめると慣性を利用する方法は、以下の3通の組み合わせとなります。
・ためて解き放つ
 キーワードは「どこにどのくらい」
・向きを変える
 キーワードは「どこをどちらに」
・新たに何かする
 キーワードは「どこをいつ」

実際のアクションに変換するためには時間とタイミングと量の組み合わせになります。
事前の計画が必要ということです。
自然にやれていることも一度整理すると応用が利くようになります。

前回の記事で触れたリアステアはフロントよりリアのほうが先行するような慣性を利用した動き、あるいは感覚を作ることで実現させます。

二輪はいろいろなものを利用できますが四輪は限られています。
しかしながら四輪は詳細なテクニックの紹介記事があふれています。
それらを参考にしてください。
二輪はダートトラックかジムカーナ系でしょうか。

練習はとにかくストロークのあるもので試すほうが楽です。
仕上げはダイレクトなカートで・・・

具体的な例がなくすみません。
強いて言えばすべてのライバルと差をつける動作に絡んでくると思います。
実際のテクニック書いてたらきりがないので。

では・・・

※1
荷重と慣性は大違いなので区別しましょう。
慣性はいったんゼロになったら終わりですが荷重は地の果てまでもかかります。

※2
うまく出来たことがなく、方法も浮かばないので書くことができません。
どなたか。。。

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