ニュートラルポジションの重要性

ニュートラルポジションの重要性

セッティングに迷った時にはその場その場で対応するのではなく、初期値や基準値からの差異でデータを比較・検討・蓄積することで解決への糸口が見つかりやすかったり、別の迷路に入り込まなくて済んだりします。
その初期値や基準値をニュートラルなポジションで考えてみましょう。

まずは四輪車のアクセルペダルとブレーキペダルの位置関係

アクセルペダルとブレーキペダルの位置関係

アクセルペダルとブレーキペダルのその位置関係の特長として、ブレーキペダルを踏むためには、アクセルペダルよりも大きく足を上げないと・戻さないといけない(踏み込むの反対)ということが上げられます。
これ、最初に4輪車に乗った時から違和感を持っていたのですが、いまだにそのままです。

これでは踏むまでの所要時間が長引きますし、いざというときにブレーキを踏みそこないかねないです。
踏みそこなうどころか、ブレーキを踏んでいる時に、足がずれたらアクセルペダルを踏みかねない位置関係にあります。

これではたとえば、衝突しそうになりフルブレーキをかけていたが、残念ながら間に合わずに衝突したはずみに、今度はアクセル全開をしてしまうという事故が起こりえます。

大昔の人力に頼っていたブレーキというか制動も今は油圧やら電子制御やらで、昔ほどのストローク量は不要です。ストロークがあることで容易だった微調整も余り効果はないように思います。

なので、
ブレーキペダルのニュートラルなポジションはアクセルペダルよりも奥にあるべきだということです。
例えばアクセル全開から、即ブレーキペダルにシフトできるような位置関係にするとか。
それで、不幸な事故は減ることが見込まれることでしょう。
あるいは各ペダルをもっと遠ざける!ということさえ一定の効果は見込まれます。

他にもいろいろと改善できるような項目は散見でき…
実際に作ろうと思うといろいろとあると思いますが、そこは企業努力で
というかさっさと・・・(あんまり書くと検索エンジンから外されるので・・・)。

バイクの話に戻ってですが

例えは猫と飛行機のお話

猫が高いところから落ちてもけがをせずに着地できる話は良く聞きますが、能力的に通常姿勢(イコールほぼ着地姿勢)との差異を感じ取り元の状態に戻すことができるということから話を膨らませています。

「猫は高いところから飛び降りても怪我をしない」

このことに関して世の中の記事がお粗末なのは姿勢を戻すのに必要な時間と猫の体重と四肢のサスペンション的効力について触れていないことです。
高さを強調するのは無意味で終端速度という専門用語を使ってみたところでそれだけでは答えは導かれません。
要は重量とスピードとサスペンションのバランスとの組み合わせとして説明しないといけません。
人は時速40Kmでぶつかれば確実に助かりませんが、アリンコは100Km でもその軽さから死なないかもしれないしそもそも終端速度的にはもっと遅いので例としては面白くなく、終端策度が100Kmぐらいと人間の半分にまで落とせ、体重3㎏ぐらいで四肢どころか全身がサスペンションのような猫なら高度に関係なく生存可能なラインになりえそうなのでネタとして面白いだろう!ということです。実際には文献の質の悪さとは無関係に成功例は沢山ありますが結構顎とかを痛めているような印象があります。

猫より劣る?人間様はというと、
飛行機乗りにとっての魔の言葉「空間識失調」というのがあるようです。
訓練すれば予防とか避けられるとかではなく、いつでもその可能性がある状態らしいです。(ヤフーニュース(パイロット襲う魔の「空間識失調」とは ベテラン操縦士「回転椅子に座って……」 空自F35A墜落)

空間認識(Spatial Awareness )が正常であれば、たとえば高度1万メートルぐらいを地球の地表とほぼ平行に飛んでれば(なおかつ対抗機がいなければ)とりあえず何も気にせずに飛んでいられるだろうという、安心感を得られる。
これが失調すると、たとえ地面に向かってまっしぐらな状態だとしても、どこに向かっているのか判らない、というか危険かもしれない!ということに気が付かないという状態になってしまうようです。
(一般的には平衡感覚は目に加え三半規管によってもたらされていて、三半規管を鍛えることによってその能力は向上される、らしいですが、真っ暗な中、重力の方向も何回回ったかもわからない中で求められる能力なので、そういう一般的な次元ではない話です。)

訓練施設?検査施設?みたいなのがあるようですが、
この問題は、失調していることに気が付くことも大事ですが、失調にならない、あるいはすぐに戻す、あるいはとにかくもうちょっと詳しく調べるとかの対策が必要だと思います。

その能力は、「ダンスのターンのような視界の固定や段階化」や「何回回ったか数える」よりは、「何時何分の状態をニュートラルとする」といった時間軸系の方法のが時間的に不利でも精度は高いと思います(私見)。

猫をモルモットにしてはかわいそうですが、標準状態の認識、標準状態へのリセットとかを時間軸を含めて調査すると、何をすればよいかが見えてきたりしそうですね。
というか飛行機のF1、「レッドブルエアレース」にその解答(糸口)があったりしますが・・・

ハイレベルなレースとかスポーツから得られる情報はこういったところでも活用されるという例です(&ハイパー猫からも)。猫の能力について

でバイクの話に紐づけると、

ニュートラルポジションの重要性

セッティングはもちろんライディングに関してもニュートラルポジションを設定した方がよく、
その設定値がより正しければ正しいほど、様々な場面への対応スピードや精度に現れてくることでしょう。

例えば、ですが、たとえば宇井陽一選手のライディング理論がぴったりくると思います。
本人に直接聞いたわけではないのですが「スムーズにそして状態を把握して」という感じのように受け取っています。
詳細は直接本人に!

そしてライダー自身にニュートラルポジションを認識・感じさせることができれば、ライディングはもちろんのことセッティングに対してもより精度が高まることでしょう。
前の記事で触れている「バレエのパラレル」をライダーももっと認識すると幸せになれると思います。

で、一番言いたいことは、

ロレンソ・・・

ニュートラルポジションが自分にあっていない時にはどうすればよいかです。

ある目的のあるいは様々な目的のためのベスト、あるいはベターなセッティングやらポジションが自分にあっていない時のことです。

この時にどこをどうやれば自分にとっての最適なセッティングやらポジションになるか?
なんてのをライダーに求めていたらかわいそうすぎです。
これも誰が努力するかって企業努力です。
チームがこれを吸収できるように知力を駆使すべきです。
なんとなくの妄想ですが、ちまちまの微調整では意味がなく、付け根を変えるとか、カーボンとかへの材質変更とか大掛かりな工事が必要な気がします。
例えばハンドルバーをドライカーボンにすることは(材質を変えれるので)振動対策へのベストチューニングパーツな気がしますが、現状を知りません。

シートも大事ですがハンドルバーこそ大事!ジオメトリーやらディメンジョンやらです。

全体的に、末端(運転者)に最終的な責任を押し付けたり、解決策を求めるのは酷だ!というよりは先延ばしにしかならないという話。
責任者が舵ふりを間違うと「年金2000万問題」みたいな迷走が始まるという。

そして地味に核心をついている宇井陽一選手にもっと注目。乗り説 第5号 宇井陽一の乗り方説明書 Kindle版

 

 

体のニュートラルポジションの重要性

例えば背骨は正しい位置と正しくない位置(湾曲しきった状態とか)での耐荷重が10倍も違ったりとか。
その場はもちろんですが次のアクションや不意なアクションに対してのニュートラルなポジションでフォームは構成しておくに越したことはない。

 

車のニュートラルポジションの重要性

例えばプリウスのようにシフトがニュートラルの時にはアクセル踏んでも回転上がらず無反応、
そのくせそのままブレーキ踏まずに前進にもバックにも指先でシフト出来、
シフトした途端にアクセルペダルの位置まで全力で拭け上がる仕組みのようなこと。

こういったニュートラルに対する企業のポジションというのも重要です。

姿勢を疑われてはいけません。

 

このプリウスミサイル機能って、MotoGPでも有効ですよね、クラッチいらずでロレンソにも安心確実…

スタートダッシュが求められるレース向きな車種ということですね。

しかし今のところホンダ車にその機能はない(ブレーキをかけていないとニュートラルからシフトできない認識)

思い出しました。スーパーカブはペダルで一速にそのまま踏んだままにして入れてアクセル全開にして、ペダルを離すことが出来ました。

 

というか探すとシフトができてしまう車種自体はありそうですが、ニュートラル時にアクセルに無反応なのがあり得ない。

 

 

以上

ニュートラルポジションの重要性 でした。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Crescendo Moto イヤープロテクター 耳栓
価格:2380円(税込、送料無料) (2019/5/27時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ソースネクスト eSHOP

ランダム記事

  1. 「理想的なセッティング」は各々定めたリソースを最大限活用している(した)状態のことだとして。 低次…
  2. ラインをトレースする練習法が他で山のように紹介されています。 それぞれ上達するようにと様々なアプロ…
  3. 半眼を学ぶ
    はんがん【半眼】 外界からの情報を少なくすることで脳の能力を視界以外に回せる。 また視線が特定の…
  4. 目指すはフルボトムな切り返し! 切り返しの具体例を紹介します。 いき…
  5. 頂点に立とうと思ったとき、習得しなければいけないことが山ほどある場合、それに勝ち残れるのはエリートで…
  6. トラクションと逆操舵と順操舵(マルケスの憂鬱)
    トラクションと逆操舵と順操舵(マルケスの憂鬱) トラクション抜け イケイケの時のライダーのアクシ…

コラム, セッティング

Translate:


ページ上部へ戻る
Translate »