ロレンソの憂鬱

本人の思った通りにならない時に、マシンセッティングに頼るのも結構ですが、組み合わせの妙で自身の弱点が思いっきり露呈してしまった結果ということも考えられます。

 

ロレンソの置かれた状況を例えると、「自動車に乗れるのならスキーだって滑れるだろう」といきなり国体コースの急斜面に立たされたようなものだ!といえると思います。
さらに「自転車に乗れるのなら、スノーボードだって滑れるだろう」といわれてしまったようなものです。
そして、それなりの習得時間なしにいきなりトップタイムと比較されてしまうのでした。

そんなこととは露知らずのロレンソは、チャンピオンマシンというものに意気揚々と乗ってみて、コーナーで過去の乗り物と同じようなアプローチとバンキングをさせてみたのですが、意に反して傾きはすれどマシンは思ったように回頭してくれず…

単純に感覚の切り替えやそのマシンに合わせたライディングに切り替えて済めばよいのですが、たまたまそれに見合った走り方が不得意な可能性もあるわけです。
要求される物が自身の枠を超えてしまっている場合には、細かいセッティングなど後回しにしてまずは「その走り方」を習得しないことにはスタートにすら立てないように思えます。ライバルはもうすぐゴールだというのに。

 

スキーの話

ご存知の用にスキーやスノーボードには向きを変えるためのステアリング装置は見当たりません。
同等のことをするためには板に備わっている板のエッジや形状などと雪面との物理的な特性を利用することとなります。

スキーにおける旋回手法としては場面や走りの次元から、ボーゲンターンからステムターン、そしてパラレルターンと呼ばれるスタイルがあり、段階を踏んで次元を上げていくと思われます(当方得意ではない)。
それらのスタイルにスライドを加えて組み立てられていきます。
スライドは、スキッドとかドリフトととかも呼ばれたりしています。

そのパラレルでは、エッジを利用したいわゆるパラレルターンと、板のたわみと形状を利用したカービングターンとがあります。
それぞれバイクに例えるとカービングは後部と前部で進行方向が違うことによる旋回、エッジを利用するのはキャンバースラストによる旋回と置き換えるとよいと思います。
雪面の形状を利用するこぶやジャンプを利用したものは今回はロードレースでの活用を前提にしているので省きます。

これだけで済めばよいのですが、済まないのでねじれや、限界点を超えさせたり、逆に摩擦力を減らして、見た目のスライドを起こさせて、前後のグリップ力やモーメントの違いを利用して旋回力を上げることになります。

なんにしろ、自動車に比べて、身体移動や体力勝負やバランス力などとそれらを行うタイミングが求められます。

スケートボードの話

スケートボードの場合ボード(板)が一枚なのとスタンスの違いからさらに面倒な側面が増えます。
違いは左右の摩擦力の差が使えないということと、進行方向に対して横乗りであることと、横乗りであることから左右の回転方向でスタンスが180度違うということです。

一枚板の場合、エッジを立ててもそれだけでは回転に影響のあるような摩擦力は発生しません。(山、谷の違いはあります)
これはキャンバースラストが効かないのと同義です。

スタンスの違いで左足を前方にして立つレギュラースタンスと逆向きのグーフィースタンスとがあります。
その違いからおなか側がインの時をフロントターン、背中がイン側の時をバックターンと呼んだりします。
これは主に視覚的、感覚的な違いにとらえられていますが、実はサスペンションの数が違ったりします。
フロントターンはつま先が主導の操作になりますが、バックターンではかかと主導の操作になるからです。(2本脚なので前後の配分を変えることでこの限りではなくなりますが、この場面では割愛)
個人差がありますが(というより自分の場合ですが)、バックターンではイン側よりの加重が行いにくいという特性があります。
イン側にかかりすぎた場合の補正がしにくいのです。
その結果、フロントターンに比べて、より強い旋回や、攻撃的な旋回が行えません。
逆に、(頑張れば)クイックな初期旋回が行えたりします。
ライダー?の感じる路面の挙動もバックターンの方が硬いというかダイレクト感、クイック感を感じやすいです。

数字や理論が好きな方はこのページを参照してみてください スキーの科学とスノーボードの科学

 

マルケス仕様

スキー・スノーボードにたとえたマルケス乗りですが、特徴としては直進時に発生させた加重をそのままコーナリングにつなげられているような感じで、バンキングのきっかけだけを行ういわゆる華麗なライディングとは大きく異なります。シームレスといえるのかもしれませんが、習得するまでは、タイミングもなく余裕もなくバタバタなアプローチという感じでいわゆる理想形とはかけ離れていて、そもそもまともな走りしか知らない優等生にはそんな引き出しは持ち得ていなかったりするのではないでしょうか?

もしもそんな走りに合わせたセッティングでは、一瞬でも荷重が抜けたり、タイミングを外したとたんに修復不可能になってしまうのではないでしょうか?
リヤに関してはまるで想像できませんがきっと同じような特性があったりするのではないでしょうか?

ということで、標準的なセッティングに比べリリースタイムが非常に短いか、明確なリリースをしてはいけない仕様だったりした日にゃあ、もはやセッティングなどではなく、ひたすらライディングテクニックのバリエーションで対応するしかなくなってしまうような感じ!(と妄想します)。

 

苦手なターン

車とバイクとスキーとスノーボードの違いを羅列してみました。

車は単にハンドルを切るだけだし、バイクは操作することは多岐にわたるけど実はバランスを取っているというよりバイクから振り落とされないように乗っているだけともいえる中、スキーやスノーボードは自身がマシンそのもので、常にフレームやサスペンションだったりするので、自分がマシンにならないといけません。

で、とにかく、思った通りではないとか、苦手意識を持ってしまったとしたら、結構深刻だということです。

しかし、ロレンソが何が得意でどこで苦手で困っているのかはわからないので、
次元は低いのですが自分のことを書いておくので察してあげてください。

私は右利きで、ボールも右足で蹴りますがスタンスはグーフィーです。
左脚は軸足と言えば聞こえは良いですが、自力はもちろん外乱への反応能力が著しく低いのです。

利目も右眼だったりしますので、左側の視界や、左側を前にして先に進むことにもストレスを感じてしまいます。

その結果、どうも普通のグーフィーの人より不利なようです。

初めてのスキーは福島の国体コースから降ろされましたが、崖側がたまたまコースの左側だったので転落せずに下りれました。左コーナーはぐいぐい曲がれるけど、右コーナーは曲がれないし曲がるポーズをとってもズリズリ落ちるというパターンです。
鈴鹿のヘアピンは、そこだけで1秒以上タイムをロスします。挽回のしようがありません。
ヘアピンだと分かりやすいだけで、ヘアピンに限らずコーナリングのアプローチが右側から始まるコーナーが全滅なのです。
全滅の定義は自分の左コーナーに比べて劣るというものです。
思った通りにできないので、苦手意識もあり、実際に走りの次元も低くいのです。

さらに、距離的に地元の筑波サーキットって、実はすべてのアプローチは右からといえるのです。
全てのコーナーが自分の思っている通りに走れないという結果も自己評価も低いという残念なライダーなのです。

左コーナーといえば本当に得意で、セッティングいらずというかどのような場面でもそれなりに対応できる、と言い切れるぐらいでした(不注意による転倒は多しですが)。

そして先のバックターンではないのですが、イン側に自信をもって荷重(配分)を持ってこれないと、マシンの挙動は、はねぎみになります。
グイグイ回頭ではなく、タタタとチャタ気味になってしまうのです。
これはとても低次元な症状で、突き出しして回頭性を上げるなんてことも出来ないし、反対に減らして安定性を出したって、更に曲がってくれなくなるという。
解決策はへたくそ乗りを止めて自信をもって飛び込めばいいという無理な話

 

 

 

時代はリアスライド

amazon.com(アメリカ)より10ドル上げるからkindol本を買ってくれというメールがなぜか届いたので、件のロレンソとストーナーの本を買いました。
ロレンソの本はほとんどただの経歴紹介でしたが、ストーナーのはライディングのコツみたいなものもさりげなく書かれています。

両方とも日本のamazonアンリミテッドでも無料ではありません。
で、全文翻訳してみているところです。
で、やっぱり翻訳してほしくない単語とか、区切り位置とかの微調整は必要です。
保存する気があるのでしたらグーグルのスプレッドシートを利用することをお勧めします。
セルに張り付けて、その隣に関数 =googletranslate(対象セル,”en”,”ja”) を貼り付けると訳してくれます。

トレーニング方法

当方(当サイト)では練習の効率や、体の傷み具合を鑑みてジムカーナを一押ししています。
ですが、舗装うろでのジムカーナでは侵入リアスライドなんて学べません。
リアブレーキを多用したリアスライドならできますが、ブレーキング区間が短時間過ぎてリア荷重もできないし前後のつなぎが難しそうです。
なので、ダート路面で低速八の字であれば様々なダートのさせ方を学ぶことができます。
ただし低速の場合、自然なスライドではなく、ブレーキなどによる強制スライドになります。
高速でのリアスライドを学ぶのでしたらダートトラックとなります。
ですが、体の痛みは半端ではなく、ボクシングで勝ち目がないのに最終ラウンドまでいたぶられるようなダメージを受けます。

で、自転車や、モトクロスが人気ですが、ここにもリアスライドはありません。
だったら、スライドというか曲がるための作業を明確に行わなければいけないスキーとかの方が有意義だと思います。スキーで上下の体幹を鍛え、スノボーで、その体を放り出す感覚とかのバランスを学ぶとか。

体幹自体はボールもいいんですが相撲の四股とかの稽古のほうがいいのではと思っています。
実際、ライダーって普通に四股踏めたりすると思います。
受け身は柔道の方がよさそうですが。

 

ロレンソの憂鬱

マルケスは左コーナーが得意と言われていますが、それは必ずしもグーフィースタンスだからというわけではないと思います。
それは多くのダートトラック経験者が左コーナーが得意と言っているのに近いと思います。もしもレギュラースタンスなのであれば右コーナーのほうが得意になる可能性すらあると思います。

ロレンソをグーフィーだとかバックターンだとか言ってるわけではないのですが、セッティングにこだわる人は、こだわらなくても速い人に比べるとバックターン的な性格を有していると言えます。ましてやフロントターンで出した他人のセッティングがマッチするかどうかはばくち的な気がします。

さらについついセッティングの様子を感じ取ろうとしてしまいがちで、セッティングを感じるために、マシンを先行させるにしても追随させるにしても判断待ちの時間が発生してしまったりする場合が懸念されます。時間が遅れるということは対応が遅れたり、余計な挙動が出やすいといことです。

例えばマシンの挙動を感じようとした場合外足を軸足にすると違いが分かりやすかったりする傾向がありますがこれはチャタリング系で、対して内足を軸足にするとスライド系になったりします。突出しを5ミリ増やした時に、外軸足の場合はチャタになるけど内軸足はよりクイックで回頭性が増したりすることもあるでしょう。フロントターンとバックターンでも同じことが起きたりします。これらの特性は自分が何者であるか正しく把握していないうちは道を誤る危険性があるということです。わからないならマシンセッティングなど何もするなということです。

 

さらにビギナーズラックではないにしても、セッティングに口出すのが次期尚早だと思っていてライディングに専念できるビニャーレスみたいなのと比較されるのも憂鬱なことでしょう。

 

ということで、

ロレンソはセッティングうんぬんではなく、ライディングスタイル(間隔)を今までとは違うものに切り替えないと日の目を見れないのでは?と思ってしまっています。
細かいセッティングはそのスタイルを確立してからでないと意味がないと思います。

 

 

眼鏡の憂鬱

手前ついでに眼鏡について。

当方レースを始めたころは裸眼でした。そして鈴鹿の130R の看板が待ち遠しすぎることに気がついて眼鏡を着用しました(見えないから)。
免許的には裸眼で済む程度だったのでレース時だけ眼鏡着用でした。

その後レース活動を終えて手がきれいになったところでコンタクトにしたのですがすぐにレーシックを施術し、その快適さに後悔しまくり。

とはいえレーシックを施術するということは、老眼が年相応に表れるということで、メガネにおさらばというわけにはいかず今度は老眼鏡が必要になり、今度は老眼鏡では字が小さくなりすぎるので、ハズキルーペを多用し、ハズキルーペは名称の通り眼鏡ではなくルーペなので常用できない割に必要時には快適で、その結果脳みそはその拡大された映像を現実と思うようになり、自身の大きさの概念が崩壊してしまい運転時の車両感覚に影響が出てきてるという眼鏡歴です。

で思うのは、ネガネを片時も外すことのない、例えば上田選手などはネガネについての信頼感は十分で、無問題だとしても、レーシック含む裸眼での快適さを知ってしまうと眼鏡の問題は莫大です。

裸眼では大きさの大小は発生しないのでサイズ感が狂うことはなく、フレーム枠はないし、曇ることもなく、遠近の使い分け等も不要なこと、そして実際に見たいものが見れるということのメリットは計り知れません。
見えるということは、一瞥するだけで済んだり、見たことによる自信から改めて見る必要がないので肝心なところに集中出来ることにもつながります。

なので、可能であれば裸眼をお勧めします。

レーシックの施術をしてからもうすぐ20年になりますがとりあえず関連の病気や障害は発症しておりません。
視力的には施術時は1.5に合わせたのですが現在1.0ぐらいです。
(レーシックは施術後の視力を指定できて、視力を上げ過ぎると老眼が早まる感じになるようです)

もともとパソコンを一日20時間以上見ているとか、左目をトリクロールエタンで洗浄してしまった過去があるとかの外因のほうが心配です

 

 

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