ステアリングで「セッティング」の違いを感じることはできるようになりましたでしょうか?
今度はそれを「セッティング」をする(変化させる)ために使ってみましょう。

具体的にやりたいことが見えている方はそれをお試しください。

見えない方は、次の方法をお試しください。
前回セナ足のやり方を説明しました。
とりあえずセナ足をやってみると、その反動というか結果がステアリングにも表れてきます。
これを打ち消すか、受け流すか、これもセッティングの範疇になります。
適当に動かしてその特徴をつかんでください。
安定したとか、旋回したとか、タイムを短縮できたとか、何も起きないとか。

ステアリングで感じる反動は、単純にスロットルと同期してあらわれる反動と、
リアタイヤがマシンに対して起こした反動とあります。
スロットルと同期している場合は時間差を伴い、
リアタイヤに起因する反動は時間と周期が異なって伝わってくると思います。
これも前回説明した音楽的(ドラム的)な手法で対応します。

時間差に対しては遅れて反応する「普通の裏打ち」で、
周期が違う場合は、別々に動かします。
音楽用語ではポリリズムとかいうらしいのですが、挫折しそうですので違う方法で。
というかポリリズムの練習方法です。
足のリズムを細分化し、ちょうどよさそうなところ(拍)でステアリングを動かします。
4分の3拍子の例では、4分音符をさらに4分割し、合計12の拍を3で割ってリズムを刻むと、
1小節に4拍子と3拍子が同時進行します。
図を書いたり手や足や頭をフルに使って自分なりの練習法を見つけると良いらしいです。

どうでしょう?
1秒に一度の緩やかなセナ足であれば確実に挙動も現れ、それに対するステアリング操作の効果も実感できることでしょう。

逆にステアリングを操作(セナ手)した場合のスロットルでのセッティングも当然考えられます。
加速ではなく、前後左右の重量配分の調整や、サスペンション的な何かのために使います。
さらに言えば「ステアリング戻したらその分加速すべき」です。
加速しても、何もしなくても挙動に大した違いがない時。
ためらうことなく加速するのがレーシングドライバー(ライダー)の仕事です。※1

そして路面や慣性などに起因するステアリング(フロントタイヤ)やリアタイヤへの外乱にも同じようにステアリングとスロットルでセッティングができることになります。

ここまで出来きてやっと、セナ足を実際の走行に役立てられるようになってきます。

もはや「セッティング」なのか、「ただのステアリング操作」なのか、区別がつかなくなってますがもう少しこのままお付き合いを

次回は、セナ手の応用編、
「理想のステアリング」コーナ侵入編
を書いてみます。

 

シューマッハを説得するアイルトン・セナ

※1
ただし加速してもタイムに影響がない場合は、その加速は無駄な作業になります。

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